ソフトボール女子の第15回世界選手権大会が、サレー市ソフトボールシティで15日に開幕した。2年に一度開催されるソフトボール女子の世界最高峰の大会。今大会には31カ国が参加、参加選手500人、監督・コーチなどの関係は190人、審判30人の大会史上最大の規模。

 参加国のうち初出場は11カ国。熱い女性たちの戦いは24日まで繰り広げられる。

 優勝候補の日本は予選プールAを2勝0敗で1位通過。ラウンドロビングループ1で、台湾、イギリスに連勝し、21日ニュージーランドと対戦する。

 カナダは予選プールDで3勝0敗の1位通過。しかしラウンドロビンではグループ4で、18日の初戦ベネズエラ戦に1ー6で黒星を喫し、苦しいスタートとなった。日本のライバル、アメリカは予選プールBで1位通過、ラウンドロビングループ3でまずは1勝を挙げ、順調に勝ち星を重ねている。

 ラウンドロビンの結果で22日からのプレーオフの対戦が決定する。世界ランキング1位の日本は3大会連続優勝を狙っている。決勝は24日に行われる。

 

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 ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンドの住人が先月立ち上げた、外国人が出産目的で来加する、いわゆる「出産ツアー」を規制するよう求める嘆願に関し、保健局は病院側の影響はないとコメントしている。

 カナダ連邦議会への電子嘆願を立ち上げたのは、ケリー・ストラチャックさん。リッチモンド中央選挙区選出の連邦議会議員アリス・ウォンさんがスポンサーとなっている。

 バンクーバー・コースタル保健局の統計によれば、2015ー16会計年度中にリッチモンド総合病院で生まれた1935人の新生児のうち、305人が非カナダ人夫婦から生まれたものだった。これはおおよそ6人に1人の割合となる。また2014ー15会計年度中には、最多の339人を記録していた。

 これらの妊婦の国籍は記録されていないが、病院からの回答によると、そのほとんどが中国大陸からであり、市内にはこうした客をあてこんで「出産ツアー用ホテル」を用意している旅行会社もあるという。

 ストラチャックさんは、この国の社会保障制度などの恩恵を、国内に住むこともせずに将来享受しようという目的があからさまな出産であっても、新生児に国籍を与える今の制度はこの国に住み続けている国民に対して不公平であり、また、世界中に例がないと嘆願の趣旨を説明している。

 例えば、イギリスでは夫婦のいずれか一方が少なくともイギリス国民か永住権保持者でなければ、新生児には国籍が与えられない。またオーストラリアの場合、非オーストラリア国民の夫婦から生まれた子供は、10歳になるまで同国内に住み続けなければ同国籍を得ることができない。さらにアメリカは、国籍保持者が世界のどこに住んでいても、納税義務を課している。

 このように「出産ツアー」を憂慮する動きがある中で、保健局では少なくとも「出産ツアー」妊婦の増加によって、地元住民の妊婦が出産時に病床・病室が足りなくなっているような状況には陥っていない、と説明している。

 保健局によれば、地元の妊婦も「出産ツアー」妊婦も、平等にリッチモンド総合病院の分娩室を利用できているという。この病院はBC州内でもトップクラスの産婦人科サービスを提供している。

 また、その施設は常にフル稼働に近い状態だとも説明しているが、過去18カ月の間に他の病院に転送された妊婦は28人で、施設やスタッフ不足が理由のものは14件だけで、これは特に問題視されるような数字ではないとしている。

 非居住者が同病院で出産する場合、通常分娩で7500ドル、帝王切開で1万3000ドルの前払いが求められ、これは健康保険制度でカバーされている居住者が支払う額のおよそ3倍となっている。

 ストラチャックさんの嘆願は、申請以来約1カ月で5500人ほどの署名を集めている。 (連邦議会への嘆願は、『petition』『e-397』で検索)

 

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 17日は世界絵文字デーだった。これは、アップルのコンピューター画面に表示されるカレンダーを現すアイコンが、「7月17日」を示す日めくりカレンダーになっていることから提唱されたもの。

 この日にあわせツイッター・カナダは、同社のソーシャルネットワークサービスでカナダ人がよく使う絵文字を発表した。同社によると、その多くが前向き、好意的なものだったという。

 昨年最も使用された絵文字トップスリーは、涙を浮かべながら大笑いする顔、ハート型の目をした笑顔、そして大泣きしている顔だった。

 またハートが用いられた絵文字4種類が、トップテン入りしていた。

 絵文字の登録および標準化を行っている非営利団体ユニコード・コンソーシアムの会員であり、また、絵文字のオンラインガイドであるエモジペディアの創立者であるジェレミー・バージさんは、笑顔やハートマークは言語の壁を越えてメッセージを伝える強力な世界共通言語だと話す。

 反対に、糞や、でん部を暗示する桃の絵文字は、それぞれ170位と202位だった。ただこの結果についてツイッター・カナダは、ツイッターは公衆の目に触れる機会が多いメディアのため、利用者は自分についてネガティブなイメージが拡散しないよう、こうした絵文字を避けているだけではないかと指摘している。

 

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 MLS(メジャーリーグサッカー)バンクーバー・ホワイトキャップスFCは19日、イギリスのプレミアリーグに所属するクリスタル・パレスFCとBCプレースで親善試合を行った。

 プレミアリーグは現在シーズンオフ。ホワイトキャップスはシーズン真っ只中の過密スケジュールとあって、両チームともベストメンバーというわけではなかったが、プレミアリーグとの対戦は新鮮だった。

 この日は今月ホワイトキャップスに移籍したカナダ代表DFデイビッド・エドガーが先発で、キャップスとして初出場。すでにキャップスデビューしているカナダ代表DFマルセル・デヨンと揃って出場した。前半は若手を中心に起用。後半残り30分で、ベテラン組に選手を総入れ替え。ファンにとってはうれしいサプライズとなった。工藤も途中出場した。

 試合は50分に元プレミアリーグ選手DFエドガーが移籍初ゴールを決め、1ー0とリード。しかし、61分にパレスのFWキャンベル(#9)がゴールし同点。66分にもキャンベルが再び決め逆転した。71分にはコーナーからのボールをFW工藤(#9)がうまく右足で合わせたが、相手GK正面でゴールとはならなかった。78分にはDFワストン(#4)がコーナーキックからヘッドで合わせ同点に。試合はそのまま2ー2で引き分けた。ロビンソン監督は「楽しく見させてもらった」と、試合後笑顔を見せた。観客動員数1万4778人。

 今後キャップスはアウェーが続く。北中米カリブ海サッカー連盟チャンピオンリーグ(CCL)も含め4試合。次のホームは8月12日、サンノゼ・アースクエイクスとの対戦となる。

 

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 ブリティッシュ・コロンビア州ローワーメインランドで16日夕方、マグニチュード3・2の地震が発生した。

 アメリカ地質調査所の発表によると、震源地はミッションやメープルリッジの北約28キロメートルの地点。

 地元ラジオ局には、カウチでうたた寝をしていたら揺れを感じ、テーブルに置いてあったグラスの水が振動しているのが見られたが、これは地震だったのかといった電話が相次いだという。

 

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読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。