2017年3月2日 第9号

 「インターネットとテレビ代がまた上がった!」オタワに引っ越して2年半となるのですが、毎年この急な値上がりに驚かされています。1年目の値上がりは40ドル。そして今回は20ドル。1度目の値上がりの際に、もう同じトラブルにあいたくないと「2年契約」を結び値段があがらない話だったのに。契約が存在するにもかかわらず、それを簡単に破ってしまう大手通信会社に対して消費者の権利はどうやったら守られるのか…。

 ひんぱんに夕食の際の話題になっていたところ、7歳の息子が「電話を発明したのはカナダ人!アレクザンダー・グラハム・ベルだよ!今日学校で習った」と言うではないですか。この大手通信会社がどこかは別にして、ベル・カナダは読者の皆さんもご存知のことだと思います。そしてこの会社名は電話を発明したベル氏に由来しています。

 ベル氏は1847年にスコットランドで生まれ、1870年に家族でカナダに移ってきました。もともと発明好きで小さい頃からいろんな物を発明してきたようですが、母が聴覚障がいを持っていたことで、聴覚とスピーチに関する研究を重ね、聴覚機器の実験に力をいれていたようです。父親が開発した視話法にも熟知しアメリカで視話法を教えるなど聾者教育にも専念し、かの有名なヘレン・ケラーにサリバン先生を紹介したのもベル氏だといわれています。その後、大学教授を経て音響に関する実験のみに専念することを決心し、電話の発明にいたります。1876年に電話の特許を取得し、見事、実験を成功させました。

 75歳でノバスコシア州の自宅で息をひきとったベル氏。現在ではベル氏を記念するアレクザンダー・グラハム・ベル歴史史跡ならびに博物館がノバスコシア州のケープ・ブレトン島にあります。発明家といえばアメリカ人のエジソンのイメージが強いのですが、カナダにも電話を発明したベルがいるのを忘れたくないですね。

(小倉マコ)

 


 ■ 筆者プロフィール

カナダ在住ライター。新聞記者を始め、コミックエッセイ「姑は外国人」(角川書店)で 原作も担当。

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