2019年10月24日 第43号

 美しい秋晴れの一日、ここモザイクの町アシュクラフト(ブリティッシュ・コロンビア州)で新しいモザイク画の除幕式が行われました。日系カナダ人の歴史、第二次世界大戦の折の日本人の様子を絵にした『寛恕』と題されたモザイク画です。

 この絵の中には戦時中、強制収容所で過ごし、現在この町に住む人達も当時の姿で描かれております。中央には二羽の鶴の飛ぶ姿。これはリンダ・オオハマさんのシルクプリントからインスピレーションを得たものと、デザインしたアーティストのマリーナ・パパヤスさんは言います。みんなが持ち寄った当時の家族の写真を、マリーナさんが描きました。この作品同様、今まで仕上がったこの町の全ての作品には、ご主人のアーティストであるダニエル・コレットさんが額を作り上げています。

 『寛恕』のモザイクは、その二人のアーティストのもと、ボランティアが一年以上の時間をかけ、小さなガラス片を貼り付けて完成させたものです。このモザイクには生前、金丸顕男さんが色紙に書き残した「寛恕」の文字が使われています。「あやまちなどを咎めずに、広い心で許すこと」それがここに住む日系カナダ人達の、現在の前を向いて進んでいる姿です。

 当日は、羽鳥在バンクーバー日本国総領事ご夫妻がお越し下さり、また、ケローナ仏教会からも宮川先生が出席くださり、祈りを込めた祝福をいただきました。

 またこの日は、姉妹町の美深からアーティストの長岐和彦さんが来村。既に数ヶ月前にかけられていた『Sister city Synergy』と題されたモザイク画も、二人のアーティスト参加のもと、公開となりました。

 これは姉妹都市美深町とアシュクラフト両町のアーティスト達によって描かれた絵が、コラボされてモザイク画となったものです。

 その後、ハーモニータワーに移り、日系カナダ人のパネル前に最後のベンチが取り付けられ、これでハーモニータワーの完成ということになりました。

 このお祝いの席には羽鳥隆在バンクーバー日本国総領事をはじめ、各界からのお客様のお言葉をいただきました。

 インディアンサマーの美しい一日、青空の下、皆さんが楽しみながら、それぞれの会場をめぐり、ミュージシャン達による日本の音楽演奏も加わり、アシュクラフトの人達だけでなく遠くから足を運んでくださった沢山のお客様で、小さな町はお祝いの気分が盛り上がった一日になりました。

 コミュニティーホールでは、昼食会が持たれましたが、ここでも日本の音楽が流れるとても和やかな雰囲気の中、ロータリークラブとライオンズクラブが用意してくれた昼食を楽しみました。

(記事提供 金丸寛子さん)

 

モザイク画「寛恕」

 

モザイク画「寛恕」(撮影 Gary Winslow)

 

左から、羽鳥隆在バンクーバー日本国総領事、アシュクラフト・アーティスト:ロイデン・ジョセフソンさん/美深町 アーティスト:長岐和彦さん

 

羽鳥在バンクーバー日本国総領事ご夫妻(中央)

 

ケローナ仏教会宮川先生

 

 


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