2017年3月23日 第12号

 ブリティッシュ・コロンビア州政府が、税金を使用して党のイメージ向上を図る広告を配信したとして20日、バンクーバーの弁護士が州政府を提訴したことが分かった。

 提訴した2人の弁護士は、政府広告は州民の利益のために制作・配信されるものであり、党のイメージアップを図るために税金を使用するのは背任に値すると主張している。

 弁護士の一人ポール・ドロシェンコ氏は、州政府は、税金を徴収し、徴収した税金を州民の利益のために使用する法的義務があると語り、BC自由党のために使用するのは法律に違反すると説明した。

 自由党政権は、2016年度予算に1500万ドルの広告費を計上している。今年5月9日に実施される州議会議員選挙を前に、住宅初購入者への補助や薬物問題への取り組み、さらに今年の予算案で発表した健康保険料(MSP)還元のための登録を促す広告を、州政府の広告として配信している。

 

 

2017年3月23日 第12号

 アルバータ州進歩保守党(PC)党首を決める投開票が18日に行われ、ジェイソン・ケニー氏が圧倒で当選した。

 元閣僚という知名度を生かし、党首選に参戦したケニー氏。1回目の投票で得票率75・5パーセントを獲得し、他の2候補を圧倒的大差で引き離し、当選した。

 アルバータ州PCは、2015年5月の選挙で大敗。40年間保持した政権の座を新民主党(NDP)に明け渡し、野党第一党にすらなれなかった。その責任を取り、2014年9月から党首を務めた元連邦保守党政権環境大臣ジム・プレンティス州首相が党首辞任を表明。2016年7月から始まった党首選に、それまで連邦保守党政権時代に雇用・社会開発大臣を務めたこともあるケニー氏が国会議員を辞職して、立候補を表明した。

 アルバータ州は現在、レイチェル・ノッテリー州首相のNDPが政権を担っている。野党第一党は、PC同様保守系のワイルド・ローズ党で、今後2党がどのような関係を築くか、注目されている。

 党首選で勝利したケニー氏は、勝利宣言でワイルド・ローズとの統合を目指すことを表明。保守系がひとつになって2019年の選挙に臨むことが最良と語った。

 しかし、すでに野党第一党であるワイルド・ローズは、PCほど積極的ではない。プレンティス州首相時代に当時のワイルド・ローズ党首がPCに党替えをして、もめたという経緯がある。

 党の統合は両党の党員による投票で決定する。ケニー氏は今春にもワイルド・ローズ党首と話し合いを持ち、夏までには党員による投票を行いたいとテレビインタビューで語っている。

 

 

2017年3月23日 第12号

 連邦保守党党首選で、違反行為をめぐって候補者が言い争いをしている。発端は17日、候補者の一人ケビン・オラリー氏の、ある候補者のスタッフがプリペイドクレジットカードを使って「偽の党員」を増やしている事実をつかんだというツイート。党にもすでに報告し、調査するよう依頼したと語っていた。

 同日、党の広報もオラリー氏からの報告を受け、調査を開始していると発表。「党のルールを違反している場合、党員名簿から除外し、投票権を無効にする」と発表した。

 オラリー氏のツイートでは、どの候補者のスタッフかは公表していなかったが、カナダディアン・プレスが、オラリー氏がマキシム・ベニエ議員の名前をあげていたという情報源の話を引用したため、ベニエ議員が反撃した。

 ベニエ議員は、立候補している14候補者の中でも、サポート党員や選挙資金集めが最もうまくいっている候補者の一人。同議員は、ケビン・オラリー氏は、自分がサポート党員も、資金も、うまく集めているため、自身が不利な体勢にあることから、周りの目をごまかすために、こうした攻撃をしているのだろうと批判。「ケビン・オラリーは負け犬で、自分は勝ち組」と語った。

 翌日、党は1351人分の名前を党員名簿から削除したと発表。これらの党員は、匿名で不正な支払方法で登録していたことが判明したと理由を説明した。党の説明によると、党員となるには実名で、実名の入ったチェック、もしくはクレジットカードで、登録料を支払わなくてはならないという。今回は、これに違反した名前が名簿に見つかったと発表した。

 この党の発表は、オラリー氏の主張が正しかったことを意味する。それでもベニエ議員は、オラリー氏を「負け犬」呼ばわりしたことを謝罪するつもりはないと語った。自分の選挙スタッフがそうした行為をしているはずはないとしている。

 党自体も、どの候補者のスタッフによるものなのかという見解は発表しなかった。違反の可能性のある候補者を特定することはしないとしている。

 これを受け、他の候補者もそれぞれに見解を発表。リサ・レイト議員は、「違反行為をした候補は党から除名し、罰金を科すようにすべき」と厳しい意見を述べた。

 保守党ローナ・アンブローズ暫定党首は、党の投票制度は、違反して簡単に投票を増やせるようにはできていないと強調。投票時には、身分証明書が必要で、郵送による投票でも同様と説明した。

 保守党は2015年10月の総選挙で自由党に大敗。スティーブン・ハーパー党首が辞任し、次期党首を決める党首選が行われている。立候補者の登録はすでに締め切られたが、党員登録は今月28日まで可能。党首選には14人が立候補している。保守党党首選は、カナダ版トランプともいわれるオラリー氏が立候補を表明して以来、話題は尽きない。本人は積極的な移民政策などをあげ、トランプ大統領とは全く違うと主張しているが、CBCのテレビ番組に長年出演し知名度が高いことや、ソーシャルメディアを多用すること、発言が過激なこと、政治経験がないことなどで、共通点が多いとされている。

 党首を決める投票は5月27日に行われる。現在はアンブローズ暫定党首が党を率いている。

 

 

2017年3月23日 第12号

 ブリティッシュ・コロンビア州自由党への献金をめぐって、3つの環境保護団体が、献金を返金するよう自由党に要求していることを21日、明らかにした。

 3団体はBC自 由党が2005年から2016年までにキンダーモーガン社と、その関連企業から受け取った77万1168ドルを返金するよう求めている。

 キンダーモーガン社は、アルバータ州からBC州バーナビー市までのオイルサンドを運ぶパイプライン拡張工事事業トランスマウンテン・パイプライン計画を手掛けている。この計画が昨年11月連邦政府の承認を受け、その後BC州政府も5つの条件がクリアされたとして承認した。

 しかしBC州自由党は今月、献金に関する不正行為の可能性が指摘され、現在、連邦警察(RCMP)が捜査している。3団体は、献金が返金されたのち、BC州政府には、パイプライン計画について、もう一度州民が納得いくような環境調査を実施するよう要求するとしている。

 献金内容は、キンダーモーガン社からの献金は3万3千ドルで、残りはオイルサンド会社、パイプライン建設会社などが含まれている。

 トランスマウンテン・パイプライン建設計画は、関係する先住民族や環境活動家だけではなく、周辺住民の反対も根強く、当事者のバーナビー市をはじめ、バンクーバー市も反対を表明している。

 拡張工事が完成すれば、オBC州政府に献金返金を要求イルサンドの輸送量は3倍となり、バーナビー市から太平洋へと抜ける航路にあたるバンクーバーのバラードインレットを航行するタンカー量は、7倍になると予測されている。そのため環境破壊の危険性が高いと反対している。

 

 

2017年3月23日 第12号

 MLS(メ ジャーリーグサッカー)バンクーバー・ホワイトキャップスFCは18日、バンクーバー市BCプレースでトロントFCと対戦。今季3戦目も勝ち星は遠く、0‐2と沈んだ。

 この日は、前試合で退場処分を受けたGKウーステッドが欠場。若手リッチーを起用し、これまでの悪い流れを断ち切りたいところだった。前半は0‐0と守備陣が踏ん張ったもの、後半にまたしても主審の判断に泣かされた。

 70分、警告を受けたMFシィアが、その判定に、その場で異議を訴え、これで2枚目の警告を受け、即退場。前試合に続いて、1人少ない状況での戦いを強いられた。

 試合は76分にトロントが先制。80分に追加点をあげ、ダメ押し。この日も白星は遠かった。

 ロビンソン監督は2枚目の警告について「現時点では(2枚目の警告を受けたのか)よく分からない。調べる必要がある」と語った。

 次のホームゲームは4月1日、LAギャラクシーと対戦する。 この日の観客動員数は2万438人。

 

 

 

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3月23日号 第12号

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