2016年8月4日 第32号

 アルバータ州エドモントン市中心部の歩道に、セルフサービス式自転車修理スタンドが設置された。緑色に塗られた、高さ1メートル50センチほどの鉄柱には、ワイヤーで各種工具が備え付けられているほか、上部には自転車のフレームを引っ掛ける突起が付いている。その脇にはT型ハンドルの付いたポンプも設置されている。

 このステーション設置の資金を提供したのは、地ビールメーカーのスチーム・ホイッスル・ブリューイング社。実は同社はこうした自転車修理スタンドを2カ所、すでに地元のパブに設置している。今回は初めて、エドモントン市の公共用地への設置となった。

 このことについて同社は、エドモントン市役所がサイクリストの要望に耳を傾け始めた証拠だと説明。エドモントン自転車コミューター協会も、いつでも自転車修理ができる環境への要望が強まっており、今回の修理スタンド設置を歓迎するコメントを発表した。

 その上で、市役所にはさらに積極的に自転車利用者のための環境整備のイニシアチブを取るよう求めている。同協会は昨年、市内各所のコミュニティセンターに修理スタンドの設置を提案したが却下されている。設置費用はスタンド一カ所につき、1500〜2000ドルと見積もられていた。

 

System.String[]

2016年8月4日 第32号

 カナディアン・フットボール・リーグ(CFL)BCライオンズは7月29日、カルガリーでスタンピーダーズと対戦した。第1クオーターから順調にタッチダウンで得点を重ね、第4クオーターに入る前には34ー19とリードしていたものの、第4クオーターで3タッチダウンを決められ、残り1分で同点に追いつかれると、最後は延長戦でフィールドゴールを決められ、スタンピーダーズが41ー44で大逆転勝利を収めた。

 ライオンズはこれで3勝2敗。次は8月4日にモントリオールでアロエッツと対戦。4戦連続アウェーとなる。次のホームゲームは13日、ハミルトン・タイガーキャッツと対戦する。

 

System.String[]

2016年8月4日 第32号

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーに向かっていたウェストジェットの機内で、乗客のペットのヤモリが行方不明になった。

 先週末にオンタリオ州オタワからこの飛行機にヤモリと乗り込んだのは、ブリティッシュ・コロンビア州大学で言語学を専攻しているメリル・ビショップさん。しかし搭乗に際し係員から、航空会社の規定から犬、猫、鳥、うさぎ以外のペットは客室内には持ち込めないと告げられ、やむなく貨物室へ預けることにしたが、それ以来行方不明となった。

 ちなみに、このヤモリの名前は、ノム・チョンプスキー。これは、現代言語学の父とも評される言語哲学者のノーム・チョムスキーにちなんでつけられたもの。

 結局、3日後にノムはウェストジェットの手荷物エリアで発見された。ビショップさんはバンクーバー空港からほど近い同社の倉庫で27日、無事ノムとの再会を果たした。ビショップさんによると、ノムは多少痩せたようだが、それ以外は以前と変わった様子もないとのこと。しかしウェストジェット側からは、どうして行方不明になったのかなどの丁寧な説明はなかった。

 この件について同社は、2〜3日間はヤモリの様子を見守り、異常がなかったことを確認したいと述べるとともに、その原因を解明し必要な対策を取るとしている。

 ペットと再会できて一安心のビショップさんだが、ウェストジェットがもう少しフレキシブルな対応をしていれば、今回のような悲しい出来事は起きなかっただろうと、同社の対応を批判している。

 

System.String[]

2016年8月4日 第32号

 アルバータ州エドモントンに住む女性の、たまたま購入した宝くじ6/49が実は大当たりだった。

 普段は宝くじを買わないこの女性、ミルクを買ったついでに、気まぐれで宝くじを買ったという。ちなみに購入したのは4月30日だった。この大当たりに驚いた彼女、夫と20回以上番号を確認してから当せん金の請求を行い、7月26日に約2100万ドルの小切手を手にした。

 彼女はリタイアすることを決め、このお金で今後どう暮らしていくかを考えていると、取材に語っている。とりあえず家族を支えるため新しい家を購入し、それから旅行に出かけるだろうと付け加えていた。

 

System.String[]

2016年8月4日 第32号

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーの自転車盗難率が、カナダ国内で最高であることが、わかった。この調査を行った保険会社のスクエア・ワン・インシュアランスが先ごろ発表した。

 その報告書によると、バンクーバーでは人口10万人当たり500台以上の自転車が盗まれているという。次に盗難率が高かったのは、アルバータ州カルガリーだが、バンクーバーの率の約半分だった。

 保険会社によると、警察に報告される自転車盗難の件数は全国的に増加傾向にある。さらに、バイク専用道路の整備が進むことなどで、今後自転車利用者が増えれば盗難件数も引き続き上昇するだろうと予測している。

 この発表はちょうど、同州バンクーバーの観光スポットのひとつ、グランビル・アイランドが自転車のための無料バレー・サービスを開始した直後に行われた。グランビル・アイランドは、市内でも自転車盗難の件数が特に多いことで知られている。

 またバンクーバー市警察をはじめとするいくつかのローワーメインランドの警察では、携帯からもアクセスできる、オンライン自転車盗難防止登録を開始している。これらの警察が採用しているのは、アメリカ・オレゴン州に本社を置くプロジェクト529が開発したアプリ。自分の自転車の情報を登録者の間で共有できるため、盗難に遭った際も、様々な人から目撃情報を得ることができる上、警察によって回収された自転車が、自分のものであるという証明も簡単になる。

 

System.String[]

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。