2018年1月11日 第2号

 カナダモーゲージ&ハウジング・コーポレーション(CMHC)は9日、2017年12月の住宅着工件数が前月比で減少したと発表した。エコノミストは、この傾向はますます強まると予測している。

 コンドミニアムなどの集合住宅の着工件数は22パーセント減少し13万5176件、一方で1戸建て住宅は4・7パーセント増加し6万2956件だったと報告している。

 エコノミストは2018年の着工件数は、このまま減少する傾向にあるのではないかと予測している。その理由として、住宅ローン規則改正と金利の引き上げをあげている。

 2017年全体では着工件数は過去10年間で最高を記録。理由として、カナダ最大州オンタリオ州で、統計学的な人口分布が後押ししたことや、好調な雇用状況が主な要因と分析している。

 カナダ国内の住宅市場については、カナダ最大都市トロントと西海岸州ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーで、住宅価格が高騰し、州政府が海外からの住宅購入者に対して15パーセントの課税を実施した。そのため、超高級住宅よりもコンドミニアムへ人気が集中し、今度はコンドミニアムの価格が上昇傾向にあるとの統計が発表されている。

 各政府は価格高騰を抑えるための対策を発表しているが価格の大きな下落には至っていない。

 住宅価格の高騰については、カナダ銀行もカナダ経済に悪影響を及ぼす可能性のある大きな一因になり得るとの見解を示している。

 また10日には不動産業者ロイヤル・レペイジ社が2017年第4半期の住宅価格に関する報告書を発表。それによると、全国平均住宅価格は前年同期比で10・8パーセント上昇し62万6042ドルだった。全国53都市のデータを収集したというロイヤル・レペイジは、傾向として2階建て住宅や平屋よりもコンドミニアムの価格が急上昇したと報告。理由としてトロントやバンクーバーを筆頭に都市圏でコンドミニアムの人気が高かったためとしている。コンドミニアムの価格はトロント市では19・6パーセント、バンクーバー市では18・7パーセント上昇。ただトロントやバンクーバーではコンドミニアム以外の住宅価格が前期比で下落しているため、2018年の住宅価格は落ち着くのではないかと予想している。

 

 

2018年1月11日 第2号

 オンタリオ州の最低賃金が1月1日に時給14ドルに引き上げられ、国内最高となった。21パーセントという急激な上昇に、企業側の対応が雇用に影響し始めている。

 オンタリオ州は昨年、自由党政権の提案による時給の引き上げを決定。今年1月1日と2019年1月1日と段階的に引き上げることを州民に約束した。今回の引き上げはその第1弾。オンタリオ州政府キャサリーン・ウィン州首相は、最低時給を引き上げることで最低時給で働いている多くの人々の生活が楽になると語っていた。

 しかし実際は現在のところ、就業時間の短縮や雇用凍結、解雇などの対策を企業側が取る動きが出始めている。

 

 

2018年1月11日 第2号

 オンタリオ州トロント・ピアソン空港で5日午後6時過ぎ、駐機場の近辺で移動中の旅客機2機が接触する事故が発生した。片方は乗客・乗員が降りた後で無人だったが火災が発生、もう片方の旅客機の乗客らが脱出用シューターで脱出する騒ぎとなった。また、この時の脱出誘導が適切ではなかったのではないかとの指摘があり、交通安全委員会が調査に乗り出している。

 接触したのは、メキシコ・カンクンから到着し、到着ゲートに向かっていたウェストジェット2425便と、逆にゲートからトーイングカーに押されてバックしていた、サンウィング・エアラインズの機体。ウェストジェット機には6人の乗員のほか、乗客168人が搭乗していた。そのうちの一人によると、予定時刻よりも早くピアソン空港に着陸した同機は、到着ゲートが空くのをしばらく待ってから、ゲートに向けて移動を開始したという。しかし間もなくして大きな衝撃を感じ、窓の外を見ると翼端あたりから炎が上がるのが見え、続いて煙のにおいがしたと取材に語っている。

 出火元は、サンウィング機の尾部にある補助用エンジンだったが、ウェストジェット機内は騒然とし、乗員の誘導が聞き取りにくい状態になったと、この乗客は話している。しかしそれ以前に、乗員の誘導は正しかったのだろうかと、彼は疑問を投げかけている。「すぐ外には火が迫っているにもかかわらず、キャビンアテンダントは『座席を離れないで』を繰り返すばかりだった。私は妻に向かって『冗談じゃない、さっさとここから逃げなきゃ』と伝えた」と取材に語り、また燃料タンクがある翼のそばの火災という、いわば緊急事態にもかかわらずパイロットからのアナウンスは何もなかったと付け加えている。

 メディアによると、この件についての質問にウェストジェットからの回答は得られなかったという。またカナダ交通安全委員会は、この時の脱出手順について調査すると語っていた。

 

 

2018年1月11日 第2号

 カナダ食品検査庁は6日、プラスチックが混入している恐れがあるとして、カークランド・シナチャーのオール・バター・クロワッサンをリコールした。

 対象となるのは12個入りのパッケージで、製造日が5日、賞味期限が1月7日となっている商品で、オンタリオ州のバリー、ロンドン、ニューマーケット、および西トロントの会員制倉庫型スーパーマーケット、コストコのみが扱っていた。

 また同じ製造日のクロワッサンの冷凍商品(未調理)も、リコールされた。こちらの賞味期限は4月2日となっており、同州ニューマーケットと西トロントで販売されていた。

 検査庁では、対象となる商品が見つかった場合は、廃棄するか購入した店舗に返品するよう呼び掛けている。なお、この商品によるけがなどは報告されていない。

 

 

2018年1月11日 第2号

 ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンドで昨年末に事故死した、インド出身の女性の遺体を母国へ帰す活動が、親戚や友人を中心に行われている。

 エスター・シタ・アンソニラジ・アチャリさん(27歳)は12月27日午後2時ごろ、同市内のガーデンシティ通りとシーアイランド・ウェイの交差点を横断中に、カナダ・ポストのトレーラー牽引トラックにはねられ、翌日病院で死亡した。

 アチャリさんは以前、インド・ムンバイ市のヒラナンダニ病院に勤務する看護師だった。その後家族の夢を叶えるためにカナダに渡り、当地での看護師免許取得のため1年以上勉強してきた。また彼女の両親は、自宅を売却してアチャリさんをカナダに送り出す資金を捻出していた。

 アチャリさんの甥シャセッシュ・クヘンドララジャさんは、彼女の遺体を母国へ送り返すための募金集めサイトを立ち上げた。彼によると、アチャリさんは最近介護士の免許を取得し、同市の長期ケアホームのひとつミノル・レジデンシーで働き始めたところだった。彼女は母国の両親のためにアパートを購入して面倒を見るつもりだと話していた。また彼女は、看護師免許試験の最終段階にあったという。

 そんな彼女の突然の訃報が両親に与えたショックは、言葉ではとても言い尽くせないと、クヘンドララジャさん。また職場でも、まわりに気を配る彼女は同僚から信頼され慕われていた。いつもルールを守る彼女が交通事故に巻き込まれたことに、同僚らもショックを隠せないでいた。

 

 

 

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