ブリティッシュ・コロンビア州で4日より、アルコールに関する条例が緩和され、ホテルで深夜にアルコールのルームサービスを頼むことが可能となった。

 今までは、施設内のバーが営業している時間に限られていた。今回の緩和により、食事も提供できる場合に限られているものの、ホテルやリゾートといった宿泊タイプの施設では、同じ施設内にお酒を扱えるバーなどがあれば24時間、いつでもルームサービスでアルコールを提供できるようになった。

 この緩和についてBC州ホテル協会は、州政府のホテル業界を支援する姿勢を評価するとともに、利用者の便宜が向上することを歓迎している。

 また酒類販売業連盟も、今回の決定は長年求めてきた「理にかなった条例緩和」だと賞賛している。

 今回の緩和は、BC州の時代遅れとなったアルコールに関する条例の見直し作業の一環で実現した。この見直しで73件の勧告がなされ、これまでにファーマーズマーケットでのアルコール販売や、バーやレストランのハッピーアワーなど39件が実現されている。

 

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 メジャーリーグ・サッカー(MLS)バンクーバー・ホワイトキャップスFCは12日カンザスシティでスポーティングKCと対戦。前週の開幕黒星に続き、この日も1―2と敗け、今季初勝利はならなかった。

 前半に2点を先制され苦しい状況の中、前半終了直前にDFスミスが退場処分。2点を追いかける後半を10人で戦う苦しい展開に、PKで1点を返し、2点目も決めたかに見えたが、直前にホワイトキャップスに反則があり幻のゴールとなった。結局追いつくとこはできず2連敗となった。工藤はチームに同行したものの、この日出場機会はなかった。

 ホワイトキャップスは19日、シアトルでサウンダーズFCと対戦する。サウンダーズもここまで3試合を戦い、まだ1勝もしていない。今季初勝利を掛けて、カスケディアライバルが激突する。

 またホワイトキャップスは14日、MFダレン・マトックスの移籍を発表。ポートランド・ティンバーズと金銭トレードで合意したと発表した。2012年スーパードラフトでバンクーバー入りし、FWとしても活躍。4シーズンで96試合に出場し20ゴールを挙げている。ただ、最近は先発出場する機会が減っていた。

 マトックスの移籍で外国人選手枠が空くため、2017年シーズンに向けて補強するとチームは発表している。

 

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 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーの豆腐工場で11日午後、製造過程で出た副産物(おから)を屋外にためておくコンテナにカモメが侵入、抜け出せなくなり動物保護協会などが出動する事態となった。

 この騒動が起きたのは、同市東部の頂好豆腐(Superior Tofu)の工場。おからをためておく鉄製のコンテナは、上部はふたがなく目の粗い金網で覆われているだけだった。またこの金網は、新しいデザインのものに、先週変えられていた。

 これがカモメにとって、侵入はできるものの脱出できない状態を作り出してしまった。その数は62羽にのぼり、野生動物保護協会とBC州動物愛護協会に救助の依頼がなされた。

 おからまみれになったカモメは、それからの油分も体や翼に付着していたため、職員はカモメが自分で羽づくろいを始めてそれらを摂取する前に、すみやかに油除染を行いそれらを取り除く必要があった。

 副産物とはいえ、おからは栄養豊富なので家畜農家の牛のえさに払い下げられている。頂好豆腐社社長リタ・チェンさんは、鳥もおからが好きだったとは知らなかったと、驚いている。

 これ以上の鳥の侵入を防ぐため、このコンテナには一時的にブルーシートがかけられているが、野生動物保護協会と農家が協力し、恒久的な解決策を探ることにしている。

 また頂好豆腐は今回カモメを救った団体に対し、寄付を行うことにした。

 

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 オンタリオ州ミシサガ市の女性が、カナダ史上最高額となる当たりくじを購入していたことが11日、わかった。

 この当たりくじを昨年10月に、市内アーテシアン・ドライブにあるペトロ・カナダのガソリンスタンドで購入したのは、ジェ・ワンさん。当選金額は6400万ドルで、この1枚だけが当たりくじだった。

 通常当選者は記者会見を行うが、これは必須ではなく、ワンさんは行わないことにしたと、くじの発行元のオンタリオ・ロッタリー・アンド・ゲーミング社は取材にコメントしている。

 これまでの当選額の最高は、2013年4月の6341万ドルだったが、この時は当たりくじがブリティッシュ・コロンビア州で3枚、もう1枚がカナダ西部で出たため、その4分の1ずつが当選者に配当された。

 

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 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーで12日に行われた、カナダの人気ポップスターのコンサートで多くの偽チケットが出回り、コンサート会場入り口で途方に暮れるファンが続出した。

 この、ジャスティン・ビーバーのコンサートのためにブラジルから飛行機で15時間かけてやってきた、15歳のマリア・ファルカオさんもそんな1人だった。

 2009年からジャスティン・ビーバーの大ファンというファルカオさんは、ブラジルでのコンサートは良い環境ではないからと、オンラインで600ドルを払ってバンクーバー・コンサートのチケットを手に入れた。ブラジルの国旗を身にまとい、会場のロジャーズ・アリーナに到着したファルカオさんはしかし、その時になって初めてチケットが偽造であることが判明し、入場できないと告げられた。

 同行していた友人たちはすでに入場しており、ひとり置き去りにされ連絡も取れなくなっていた彼女に声をかけたのは、同じく入り口でチケットがニセモノであると告げられ、大ショックを受けていたアンナ・ヘブラー=ジンガーさんとアニー・フリントフさん。

 自分たちのチケットを買いなおすことは無理だったし、ここに住んでいる自分たちは次のコンサートを待てばいいことだと、2人はせめてファルカオさんが入場できるようにと、手持ちの90ドルを渡した。メディアがファルカオさんのことを紹介していたこともあり、彼女はファンらの助けを受けて無事コンサートを観ることができた。

 しかし会場のまわりには偽チケットを購入したことがわかり、まるでホラー映画を観た後かのような青ざめた顔をしたファンがそこらじゅうに見られたと、自分も偽チケットを掴まされてしまったアンバー・セクホンさんは取材に語っている。

 セクホンさんと友人は、バンクーバー市内のオークリッジ・モールでその日の昼間、アジア系の青年から1枚150ドルでチケットを購入した。チケットは本物のように見えたし、青年の身分証明書も確認したが、セクホンさんは万が一のために、チケットがニセモノだった時には当人の顔写真をネット上に晒すと、彼に念を押した。

 しかし彼は一笑に付したので、ならば本物だろうと彼女らはそのチケットを手に会場に向かったのだった。

 コンサート会場に入れなかったセクホンさんは翌日、この青年の顔写真を自身のフェイスブックに掲載、その日のうちにメディアは少なくとも3人から、この同一人物から偽チケットを購入したという連絡を得ている。

 警察は、偽チケットはメジャーなコンサートやイベントではいつも起こっている詐欺であり、チケットを小売業者など第三者から購入する場合は、身分証明書を確認するなど詐欺対策をしっかり講じるようアドバイスしている。

 

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読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。