忙しい年末年始に、体と心にやさしいマクロビ料理はいかがだろう。本紙では、オタワでマクロビ料理研究家として活動する高木国雄さんに、お勧めレシピを紹介してもらった。マクロビというと、その名の響きから難しそうなイメージがあるが、実際のところ、乳製品や卵、精製された白砂糖をなるべく使わず、その土地の旬の食材を使って調理するという理念から、材料も揃えやすく、自然の恵みがおいしくいただける。読者の皆さんも、ぜひ、試してほしい。

「バンクーバーファッションウィークのショーの最後に、デザイナーとしてランウェイに出た時、自然と笑みが浮かんでいた」と日本人デザイナーの丸澤正実さんは振り返る。丸澤さんは日本のテレビ局でドラマ衣装スタイリストとして活躍後、自分らしい服を作りたいという思いと海外で挑戦してみたいという意志から渡米。ニューヨークで日系マガジンのエディター兼スタイリストとしてインターンシップをしながら、デザイナーとしての感性を磨いていった。その後「MASAMI MARUSAWA」という自身のブランドを掲げ、SNSなどで活動を開始。バンクーバーで2019年10月7日から10月13日に行われた「vancouver fashion week SPRING/SUMMER 2020(S/S2020)」に日本人デザイナーとして参加した。日本のみならず、アメリカやカナダでも活躍の場を広げている丸澤さんに現在までの経緯や今後の目標などを聞いた。

イルミネーションが煌めき、クリスマスソングがあちこちで聞こえてくる季節の到来だ。イルミネーションを中心に、バンクーバー近辺のクリスマスイベントを紹介したい。

今年5月、山口に斉藤光一カメラマンと一緒に工藤壮人選手を訪ねた。Jリーグに復帰後、これが2回目となる。2年前には広島県吉田にある広島サンフレッチェの練習場に会いに行った。

工藤壮人選手がバンクーバー・ホワイトキャップスFCに所属していたのは2016年シーズン。日本人選手初のフォワードとして期待されたが、シーズン途中にあごの骨を折る大けが、後半は出場機会に恵まれず消化不良のままシーズンを終えた。 そしてシーズンオフにJ1広島サンフレッチェに電撃移籍。今季は期限付きでJ2山口レノファに移籍しプレーしている。

山口では維新みらいふスタジアムでレノファの試合を観戦した。ファンも含めて会場全体がアットホームな雰囲気に包まれていたのが印象的だ。そういう意味ではホワイトキャップスに共通するものがあるかもしれない。5月の試合では残念ながら工藤選手のプレーは見られなかったが、試合後に会うことができた。会うと必ず笑顔で迎えてくれるホワイトキャップス時代と変わらない工藤選手だった。

その時にインタビューする時間はなかったが、後日メールで答えてくれた。J2での経験、バンクーバーへの思いなどを聞いた。

第6回目となる「テリー・フォックスラン(TFR) in 札幌」が10月13日、北海道インターナショナルスクール(札幌市豊平区)で開催された。当日は過去最大級の台風19号が日本に上陸する中で開催も危ぶまれたが、会場は台風を免れたため、無事に決行。今年度はランニングコースとルールを変更し、競技性を弱めることでTFRの目的である「テリー・フォックスの求めたがん研究資金集め」という開催時の原点に改めて立ち返った。肌寒い中でも、大会方針に賛同する150人の参加者が集まり、思い思いに歩いたり、走ったりしながら「希望のマラソン」を楽しんだ。

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。