カナダにおける日本語教育の振興を目的とするカナダ日本語教育振興会(CAJLE)の2019年度年次大会が 8月6日、7日の二日間にわたりブリティッシュ・コロンビア州ビクトリア大学において開催された。今年のテーマは、「表現リテラシー:コミュニケーションから考える多文化社会の日本語教育」として、カナダ、日本各地から120名あまりの日本語教育者が集まり研究発表、意見交換が行われた。大会は毎年カナダ東部と西部で順番に行われるが、今年は西海岸での開催ということで日本からの参加者も多いとのこと。

バンクーバーの隣組で7月26日『死に方のコツ』と題した講演会(メディアスポンサー:バンクーバー新報)が開かれ、27人が参加した。講師は横浜の慶應義塾高等学校で社会科と「死への準備教育」を教えていた高橋誠さんである。

高橋さんの「死への準備教育」の取り組みをレポートする。

7月6日、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市内の日系人合同教会で、日本カナダ商工会議所主催により、ジャズハーピスト、古佐小基史さんのコンサートと講演会が開かれ、約100人が参加した(メディアスポンサー:バンクーバー新報)。 曲の解説やハープの構造を説明しながらの演奏に続き、音楽や自然界との関係を交えて語った体と健康の話。カリフォルニアの大地で自給自足を試みながら演奏活動をする古佐小さんから、感動と豊かな気持ちを受け取った人も多いのではないだろうか。

8月17日〜18日の2日間、ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンド市のスティーブストンにある文化遺産の一部であり、ムラカミハウスに隣接するボートハウスで、リンダ・オオハマ氏が監督する「From the Inland Sea. ~The boy's dream~」という演劇が上演される。日本語の題名は「内海(うちうみ)から」。オオハマ氏は映画監督として活躍し、作品には日系1世の祖母の生涯を描いた「Obachan's Garden」や東日本大震災後の東北のドキュメンタリー「東北の新月」等がある。なぜ映画監督が演劇を行うこととなったのか、また、題名の意味や劇に込める思いについて彼女に話を聞いた。

6月29日、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市のロブソンスクエア、および6月30日、同州ウィスラー市のオリンピックプラザで長野県観光プロモーションイベントが開催された。長野県からは北佐久郡軽井沢町、上田市、長野市、松本市の4都市より、藤巻進軽井沢町長や各市観光協会の職員ら総勢11名が来加し、参加者に長野県をアピールした。

北佐久郡軽井沢町は、ウィスラー市と姉妹都市提携を結び、今年で20周年となる。これを記念して、北佐久郡軽井沢町が上田市、長野市、松本市を引き入れ、欧米では第一弾となる長野県観光プロモーションイベントの開催が実現したという。

そこで、姉妹都市提携20周年を軽井沢町長として迎えた藤巻進氏にインタビューを行った。

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