通常、発達障害者の家族にかかる負担は非常に大きい。ケアする立場にいる人が、ストレスから心身の不調に至らないようにするには、どんなことに気をつければ良いだろうか。

『ケアする人のためのケア』と題されたワークショップが9月28日、Twinkle Starsの主催のもと、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市のDDA(Developmental Disabilities Association)にて行われ、14人の参加者があった。(メディアスポンサー:バンクーバー新報)

講師は、カリフォルニア州で臨床心理学博士修士・サイコセラピスト(BC州におけるレジスタード・クリニカル・カウンセラー)として資格・経験を持つゴディン裕子さん。

ゴディンさんは、発達障害を持つ家族がいる中で育ち、それがいかに家族に影響するかを体験してきた。自身の体験談をも交えながら、セルフケアの必要性とその方法を精神医学的にも少し掘り下げ、分かりやすく解説した。

講義の終了近くには、簡単に緊張が取れるエクササイズ(プログレッシブ・マッスル・リラクゼーション)が10分ほど行われ、参加者全員がリラックスしたあと、プログラム後半のピアサポートに移った。ピアサポートではソーシャルワーカーのヒロミさんと弊紙でコラム『人生のレシピ』を連載中のBC州臨床心理療法士・加藤夕貴さんの介助があった。

「大切な人を失った人にあなたならどんな声かけを行いますか?」 バンクーバー市のインターナショナル・ハウス・バンクーバーで9月25日と27日、日本カナダ商工会議所と大塚美奈子さんの共催でグリーフケア講演会「大切な人を亡くす前に知っておきたいグリーフケア」が開かれ、のべ30人が参加した。講師は一般社団法人日本グリーフ専門士協会代表理事の井手敏郎さんである。

 日系コミュニティに貢献した人々や団体に贈られる日系プレース・コミュニティアワードの授賞式が10月12日、ブリティッシュ・コロンビア州バーナビー市の日系文化センター・博物館で開催された。

10月4日、バンクーバー市のピンク・パール・チャイニーズ・レストランで、隣組の設立45周年を祝う祝賀会が開催された。会員やその家族ら約170人が出席、おいしい食事を囲みながら歓談し、大いに盛り上がった。シニアから小さな子供までさまざまな世代が集い、隣組という大きな家に集まった家族のパーティーのような会となった。

9月16日、バンクーバー市のレイブン・ソング・コミュニティー・ヘルスセンターで、日本語認知症サポート協会が主催する「おれんじカフェ de 看取りーと」が開かれた。昨年9月、今年8月(リッチモンド市で開催)に続いて3回目となる今回は25人が参加し、「誰に看取られたいですか?」をテーマに5つのグループに分かれて話し合った。(後援:在バンクーバー日本国総領事館、一般社団法人日本看取り士会、協力:看取り士会・カナダ、メディアスポンサー:バンクーバー新報)

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これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。