今年で6回目となるバンクーバー・ホットチョコレート・フェスティバルが、16日から始まった。

 トーマス・ハースをはじめとする、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーの有名チョコレート店やベーカリー、パティスリーのほかカフェやアイスクリーム店も参加するこのフェスティバル。今年は25店舗が参加、それぞれ趣向を凝らしたテイストを提供する。

 たとえば、市中心部にあるミンク・チョコレートは、オーガニックのバターナット・スクワッシュとアーモンドミルク、ダークチョコレートをブレンドしたホットチョコレートに、燻製オイスターを添えた一品を考案している。また、ウェストバンクーバー市にあるテンパー・チョコレート・アンド・パティスリーでは、モレロチェリー・マシュマロを封じ込めたチョコレート玉を浮かべたホットチョコレートを味わえる。

 なお、このフェスティバルの収益の一部は、薬物依存症や精神疾患などで支援を必要としている女性の自立を支援する活動を行っているPHSコミュニティ・サービス協会と、カフェのイースト・バン・ロースターズに寄付される。

 2013年に、このような女性たちへの職業訓練と雇用機会創出のためにダウンタウン・イーストサイド地区にオープンした同カフェのコーヒーは、フェアトレードのオーガニック・コーヒー豆を使用、自店で焙煎から行っている。同店もホットチョコレート・フェスティバルに参加しており、ザ・バズ…と名づけられた特別メニューは、マダガスカル産のココアのみを使用し、蜂蜜とミツバチ花粉を加えたホットチョコレートだ。

 このフェスティバルは2月14日まで開催中。

 

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市中心部のショッピングセンターで12日夕方、センター内部を撮影している不審人物がいると、センターのセキュリティーからバンクーバー市警察に連絡が入った。

 このことは最初、警察内部だけで回覧されていた情報だったが、14日になりオンラインメディアがウェブサイト上で公表、世間の耳目を集めることとなった。結局この3人組は目の特別治療のためにイギリスから訪れていた観光客であることがわかり、警察は彼らにはなんら不審な点はないと、15日になって声名を発表した。

 しかし最初にこのニュースを伝えたオンラインメディアが、警察内部から漏れた情報をそのままウェブサイト上に掲載、『中東系の男3人組』という表現と、防犯カメラに映ったぼかし処理なしの彼らの顔の画像が瞬く間にインターネット上に拡散した。

 これに対し、3人のうちのひとりモハメド・シャラーズさんはメディアの取材に対し、多くの人が自分たちの状況に理解を示したコメントをオンライン上に書き込んでいることに安堵しているものの、彼らの画像をぼかし処理なしで掲載したメディア、バンシティ・バズに対し、法的措置を取ることも考えていると話している。ちなみに3人のうちのもうひとりは、シャラーズさんに同行していた14歳の息子で、彼の顔の画像も未処理のままインターネット上に載せられてしまった。

 今回の経緯についてオンライン上では、「もし撮影しているのがブラジル人や中国人のグループだったら、こんなに過敏には反応しなかっただろう」などと、人種偏見の犠牲となった3人への同情が多く見られた。

 なお警察は、内部資料で『中東系の』という表現を使ったことについて、今回に限ったことではなく一般的なものだと説明している。また警察情報を最初に公表したバンシティ・バズの編集長は、公衆の関心事として報道することを決め、また警察に詳細を確認した際には記事の公表を止められることもなかったと、他紙の取材に答えている。

 この顛末について、17日にはバンクーバー市のグレガー・ロバートソン市長がシャラーズさんらと会見。ぼかし処理が入っていない画像と『中東の』という表現の警察内部資料が外部に漏れたことは不手際だったと、彼らに謝罪した。

 

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市では今月末から、ガラス容器をリサイクルするためのグレーの回収箱を一戸建ての各家庭に配布し、市民のリサイクルをより便利にしていく。

 今までは青色の回収箱に他のリサイクル品とともに回収していたが、割れたりして処理場での選別作業に手間がかかることが多く、今回『glass bottles + jars』と表記されたグレーの専用回収箱の配布となった。なお、アパートやコンドミニアムには青色の回収カート(『glass bottles + jars』の表記あり)が置かれる。

 なお、回収対象はガラス製容器(びん、ジャー)のみで、ガラス製でも食器やグラス、窓ガラスなどは対象となっていない。自分の住む地区にいつ回収箱が配布されるかは、市のウェブサイトから確認できる(『Vancouver』『garbage』『collection』『schedule』で検索)。

 

 アルバータ州北部フォート・マクマリーの南約75キロメートルのところにある、ネクセン社の石油採掘現場で15日午後に爆発が起こり、1人が死亡、1人が大やけどを負った。

 爆発直後に911番通報がなされ、救急車と消防車が現場に急行した。爆発は水素化分解(ハイドロクラッキング)施設で発生し、周囲には多くの破片や瓦礫が散乱し火災も発生していたが、作業員らにより火は間もなく消し止められた。

 同社のウェブサイトの説明によると、水素化分解とは原油を精製・脱硫するために、高温高圧下で水素と反応させる工程のこと。

 死亡したのは、保守作業員のドリュー・フォスターさん(52歳)。もう1人の30歳の同僚とともに、ガス圧縮建屋の中に設置されているコンプレッサーのバルブ修理を行っていた。

 同僚も重度のやけどを負い重体。エドモントン市にあるアルバータ大学病院のやけど専門治療ユニットに空輸され治療を受けている。

 ネクセン社のCEOファン・チーさんは今回の爆発事故を「わが社の歴史上最悪の日のひとつだ」と語っている。現在同プラントには操業停止命令が出され、事故原因の調査が進められている。

 

 カナダドルが12日、ついに70米セントを下回った。この日の為替市場の取引では70米セント付近を維持していたが、一時的に69・85米セントに。終値は70・14米セントまで戻したが、前日より17米セント下げた。カナダドルが70米セントを下回るのは、2003年4月以来、13年ぶり。

 この日は原油価格も1バレル30米ドルを割り、一時29・93米ドルまで落ち込んだ。終値は30・44米ドルまで持ち直したが、それでも前日より97米セント下落した。

 カナダドルに大きな影響を及ぼす原油価格の下落が止まらない。天然資源産業の輸出が主要産業の一つであるカナダにとって、原油価格の変動は直接影響する。原油価格は1年半前の2014年6月には105米ドルをつけていた。カナダドルも2007年11月には1・103米ドルをつけ、米ドルを上回るカナダドル高は2013年2月まで続いた。リーマンショック後にもかかわらず、カナダ経済は大きく崩れることはなかった。

 しかし原油価格の急落と共にカナダドルも下がり、カナダ経済にも影響が出始めている。カナダ銀行は昨年2回の金利引き下げを行った。主な要因は原油価格の急落。今回のカナダドル安を受け、1月20日の発表ではさらなる金利引き下げを行うのではとの市場の声は大きくなっている。

 1月7日の会見では、カナダ銀行スティーブン・ポロズ総裁は、カナダドル安は天然資源産業以外の輸出産業にとってはプラスという面もあり、金利引き下げについては言及しなかった。ただ、カナダドル安が原油価格安と関係があるとの認識は、2003年、2004年のカナダドル安が、当時の原油価格が現在の水準と重なることを例に挙げて説明した。

 カナダドルが最安値を付けたのは2002年1月、61・79米セントまで下がった。自由党ビル・モルノー財務相はモントリオールで記者団に応え、「国民が原油価格とカナダドルの動きに注目していることは分かっている」と述べ、この二つの動きが国民にとって重要な経済指標であることも認識していると語ったものの、予算案では公約通りの景気刺激策を盛り込むかは言及を避けた。

 

 

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