その手軽さのわりにはおいしいコーヒーがいれられ、最近人気上昇中の一杯抽出用カプセルを使用した家庭用コーヒーメーカー。

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市は、そのカプセルもリサイクル対象になっていることを、今一度、市民に認識、協力してもらうよう呼びかけている。

 以前はリサイクル不可能だったカプセル。しかし最近の需要増により廃棄される数も飛躍的に伸びたことから、そのリサイクルが検討されていた。その結果、バンクーバー市では、2〜3カ月前のゴミ収集プログラム更新時よりカプセルもリサイクル対象となった。

 しかし、このカプセルをリサイクル回収箱(青色)に捨てる前には、いくつかの処理をしなければならない。カプセルに封をしている膜(通常アルミ箔製)はリサイクル対象ではないので、剥がしてゴミ箱へ。そして、カプセルの中に残っているコーヒー粉末を生ごみ回収箱(緑色)へ捨ててから、プラスチック製のカプセルをリサイクル回収箱(『mixed container』の表示がある青色ボックス)に捨てることとなる。

 なお、コーヒーショップの紙コップ(プラスチックのふたも含めて)もリサイクル対象になっているほか、プラスチック製植木鉢、アイスクリーム容器、紙製牛乳容器、円筒形ポテトチップス容器や空になったスプレー缶もリサイクル対象である。

 ただし、スーパーなどで使われているプラスチック袋(いわゆるお買い物袋)は、こうした市のリサイクルプログラムの対象になってはおらず、各人が回収を受け付けている施設(リターン・イットなど、リサイクル回収センターやロンドンドラッグスなど)に持ち込む必要がある。

 

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