ブリティッシュ・コロンビア州ノースバンクーバーを拠点に活動する民間のボランティア救難隊、ノース・ショア救難隊に、新装備が加わった。

 BC州の慈善団体によって寄付された装備のひとつは、オキシレーターの商標名で知られている自動救急呼吸器。これは心肺停止の患者に対しハンズフリーで人工呼吸を行う機器で、動力源は付属の小型ボンベに蓄えられた圧縮酸素のみなので、どのような状況でも使用できる。

 同隊隊長のマイク・ダンクスさんによると、山間部を徒歩で搬送中や、ヘリコプターで空輸中に遭難者に心肺蘇生術を行うのは今までは非常に困難だったが、この機器のおかげで、救助活動に従事する隊員への負担を飛躍的に軽くすることができると、取材に話している。

 なおこの発表は、2年前に急逝した前隊長ティム・ジョーンズさんの命日の数日前に行われた。

 

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