2016年8月4日 第32号

 アルバータ州エドモントン市中心部の歩道に、セルフサービス式自転車修理スタンドが設置された。緑色に塗られた、高さ1メートル50センチほどの鉄柱には、ワイヤーで各種工具が備え付けられているほか、上部には自転車のフレームを引っ掛ける突起が付いている。その脇にはT型ハンドルの付いたポンプも設置されている。

 このステーション設置の資金を提供したのは、地ビールメーカーのスチーム・ホイッスル・ブリューイング社。実は同社はこうした自転車修理スタンドを2カ所、すでに地元のパブに設置している。今回は初めて、エドモントン市の公共用地への設置となった。

 このことについて同社は、エドモントン市役所がサイクリストの要望に耳を傾け始めた証拠だと説明。エドモントン自転車コミューター協会も、いつでも自転車修理ができる環境への要望が強まっており、今回の修理スタンド設置を歓迎するコメントを発表した。

 その上で、市役所にはさらに積極的に自転車利用者のための環境整備のイニシアチブを取るよう求めている。同協会は昨年、市内各所のコミュニティセンターに修理スタンドの設置を提案したが却下されている。設置費用はスタンド一カ所につき、1500〜2000ドルと見積もられていた。

 

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