2016年7月28日 第31号

 ブリティッシュ・コロンビア州マイク・デヨン財務相は26日、州内の不動産売買に関するデータを発表。前回発表した数字の約2倍が海外投資家による売買だったことが分かった。

 同財務相は今年6月10日から7月14日までの調査結果を発表。この5週間で海外投資家によるBC州内の不動産取引は全体の6・6パーセントで、前回発表の2倍となっている。前回調査は今年6月の19日間のみのデータ収集による調査結果だった。

 また、メトロバンクーバーの住居用不動産に流れた海外資金は8億8500万ドル。これはBC州全体の86パーセントを占めていると、財務相は語っている。

 メトロバンクーバーでの不動産譲渡税の10パーセントが外国籍者が関わるもので、地域別では、リッチモンドで18・2パーセント、バーナビーで17・7パーセント、バンクーバーで10・9パーセント、サレーで8・4パーセントだった。前回の調査結果では同数字は5・1パーセント発表された。州政府は外国籍の内訳については明らかにしていない。

 デヨン財相は海外からの需要が住宅価格の引き上げを招いているようだと感じていると語り、政府として海外需要の抑制と州民への供給増加に向け努力していると語った。

 州政府は前日、海外投資家による不動産購入については15パーセント課税を実施することを発表した。

 

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