「人生の99パーセントが不幸だとしても、最期の1パーセントが幸せならば、その人の人生は幸せなものに変わる」

マザーテレサの言葉に賭け、命の最期に立ち会う看取りに全身全霊を傾け活動を始めた柴田久美子さん(岡山県在住)。日本全国から同志を迎え、現在までに「抱きしめて看取る」を実践できる260人の「看取り士」を育てた。6月8日ブリティッシュ・コロンビア州バーナビー市の日系文化センター・博物館で行った柴田さんの講演は、死生観を豊かに広げるものだった。

 

幕末を疾風のように駆け抜けた坂本龍馬。その人生はあまりにも有名だ。小説となり、ドラマとなり、その人気は未だに衰えることがない。 しかし…、坂本龍馬に隠し子がいた(?!)という話を知っている人がどれほどいるだろう。

しかも、ここ、日本から太平洋を越えたはるか異国の地カナダのブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアにその墓があるというのだ。

そこでその真相を確かめるため、カナダ龍馬会一行がビクトリアに墓参ツアーを決行。果たして真相は?

 

カナダの漁業界と、カナダ日系移民の歴史に大きな足跡を残してきた日系漁師。その一人、村尾敏夫さん(97 歳)は妻の喜美代さん(91 歳)と今年4月、元気に結婚70 周年を迎え、大きな家族でにぎやかに祝った。日系人強制収容から75 年の今、敏夫さんの戦争体験を振り返ると共に、日系コミュニティに貢献してきた人生をたどってみたい。

 

パーカー敬子さんがジェーン・オースティン作『マンスフィールド荘園』の翻訳本を出版した。2012 年に『エマ』、2014 年に『説得』を出版。待望の3冊めの翻訳本について、またオースティン文学について語ってもらった。

 

「日本国憲法」施行から今年で70 年。政府の憲法改正への動きが加速する中、これを機に憲法について詳しく知ろうとする動きも活発になっている。

バンクーバーでは「日本国憲法のルーツ」をテーマに、ピースフィロソフィセンター主催の勉強会が3回シリーズで開催されている。

講師は青山学院大学教授中野昌宏氏。現在ブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)アジア研究所で1年間の客員教授として在籍している。社会思想史が主な専門だが、近年のテーマは日本国憲法成立史。なぜ政府は改憲を訴えるのか、押しつけ憲法の主張は事実か、憲法の思想はどこから来たのか、GHQ が勝手に作成したものなのか。

これらの疑問をたどり始めると、それまで無機質だった「憲法」がさまざまな人々の思いが詰まったドラマだと分かり、生き生きと動き始めた。今ではすっかりはまっていると話す。

そこで今回は、憲法作成に関わった人々の思い、憲法の思想はどこから来たのかなどを聞いた。

さらに、5月6日に行われた第2 回勉強会「日本国憲法9条のルーツ」の内容も、要約して紹介する。

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。