在バンクーバー日本国総領事館主催による、ストックウェル・デイ前カナダ国際貿易大臣特別講演会が11月3日、バンクーバー市内のホテルで行われた。デイ氏は、今年10月3日から8日まで外務省の招待により日本を訪問。東京、仙台、福島など、3月11日に東日本を襲った地震、津波、原子力発電所事故によって被害を受けた各地域を回った。
今年、カナダの政界から引退し、民間人として訪れた日本。自身の目で見たこと、体験したこと、感じたことを、約150人が来場した会場で報告した。
ここにその内容を要約して紹介する。(内容は全てデイ氏の講演からの引用によるものであり、事実関係の確認による加筆修正は行っていない)

少子化が進む現代社会だが、その一方で、赤ちゃんを授かることができず悩む夫婦も少なくない。そこで、カナダで、どのような不妊治療をどのように受けることができるのか、調べてみた。
一口に不妊治療といっても、さまざまな方法があり、原因、本人の健康上の状況、予算、好みで選ぶことができる。一般的なものには、基礎体温を用いたタイミング法、人工授精、体外受精、顕微授精、排卵誘発剤の使用、外科手術、漢方や鍼、整体といった東洋医学がある。

〜気がついたら女性起業家〜 プラス思考が、ビジネスを成功に導く

10月27日、JWBA主催の第13回講演会「気がついたら女性起業家」がリステル・ホテルで開催された。講演者は、歯科技工士でD&D Dental Ceramic (2007) Ltd.、BIOCAD Dental Laboratories Ltd.経営者の松下秀弥さんと、レストラン「酒楽」と「Zest」の経営者、片岡以織さんだ。ゼロから起業し、ポジティブ精神と行動力で、ビジネスを成功に導いた若い二人の女性起業家の講演に、約50人の参加者が聞き入った。

現在、ブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)人類学博物館で、写真家石内都さんの作品展「ひろしま」が開催されている。10月13日にはオープニングレセプションが同博物館で行われ、石内さんも出席。トーテムポールに囲まれた空間で、「私の今回の作品展『ひろしま』がこの博物館と一体化している感じがすごくします」とあいさつ。北米最初の写真展としてバンクーバーが最適な選択だったと語った。
翌日、同博物館内で石内さんに話を聞くことができた。作品への思い、広島への思いなどを語ってもらった。

カナダでも高齢化社会は進んでいることで、老後について気になる人は多いだろう。老後の人生設計で重要な意味を持つ年金制度について紹介しよう。

カナダの公的年金制度は基礎年金である老齢年金(Old Age Security - OAS)と、所得比例年金のカナダペンションプラン(Canada Pension Plan - CPP)の二階建てとなっている。OASはカナダ国内に居住資格がある人が対象だ。一方、CPPは、日本の厚生年金や国民年金のようなもので、仕事をしていると給与から差し引かれる。

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。