2017年9月14日 第37号

 メジャーリーグサッカー(MLS)バンクーバー・ホワイトキャップスFCは、試合がなかった前週も合わせ3週間ぶりのホームBCプレース(20783)でリアル・ソルトレイクに快勝。順位も西カンファレンス3位まで浮上した。

 この日先制したのはホワイトキャップス。29分にMFテチェラ(#13)が中央からボレーシュートを決め1ー0とリード。37分に同点にされるものの、後半に入って早々の52分。DFワストン(#4)が決め2ー1。さらに64分にはMFレイヤ(#29)がうまく回ってきたパスをヘッドで合わせて3点目。その後1点を返されたものの、3ー2と快勝した。

 現在、西カンファレンスは勝ち点10ポイント差に1位から8位までがひしめく大混戦。一つでも星を落とすと、プレーオフ圏外へと転落する状況が続いている。ホワイトキャップスは、この日勝利して26試合12勝9敗5分。勝ち点41。首位とは3ポイント差、7位とは5ポイント差につけている。プレーオフ安心圏内では決してない。

 今季レギュラーシーズンは残り8試合。2年ぶりのプレーオフ進出を目指して、まだまだ負けられない厳しい戦いが続く。

 次のホームゲームは、9月16日(土)4時。ミネソタ・ユナイテッドFCと対戦する。

 

 

2017年9月14日 第37号

 カナディアン・フットボール・リーグ(CFL)BCライオンズは9 月8 日、BCプレース(18029)でモントリオール・アロエッツと対戦した。

 ここまで3連敗で、西地区最下位に沈んでいたBCライオンズ。この日はQBルーレイ(#14)が先発。連敗脱出に臨んだ。

 しかし試合開始早々の1分30秒に膝を負傷。両脇を抱えられながら退場し、代わってQBジェニングスが連敗脱出の使命を引き継いだ。

 今季はここまで不調だったジェニングスだったが、この日は代わってすぐにタッチダウンを決め、その後少しもたついたものの、第2クオーターにディフェンスの活躍もあり大爆発。結局41ー18で圧勝した。これで11 試合6勝5敗の勝ち点12。週末にサスカチワン・ラフライダーズが敗れたため、4位に浮上し、なんとか最下位を脱出した。

 しかし12日、チームはこの試合で膝を負傷したQBルーレイの今季復帰絶望を発表。これからプレーオフ進出をかけて猛ダッシュが必要なライオンズとしては大きな痛手となった。

 

 

2017年9月14日 第37号

 1950年代にカナダで開発されていたジェット戦闘機、アブロ・アロー。その開発・実験のために製作された3メートルほどの模型が、オンタリオ州のオンタリオ湖の湖底で発見された。

 この調査を行っていたグループ(Raise the Arrow)が8日、その姿をとらえたソナー映像や動画を一般公開した。そこにはアブロ・アローの特徴的な三角形の主翼や、折れ曲がった機首などが写っていた。

 無人探査機を用いて行われたこの調査は、7月に開始された。1日8時間の探査を繰り返し、湖岸近くの水深5メートルから、沖合いの水深100メートルまでの湖底を約64平方キロメートル(バンクーバー市の広さの約半分の面積)をカバーする計画だった。

 しかし悪天候のため調査ができたのは実質2週間だったと、調査グループでは説明している。しかし湖底に沈んだのが約60年前にもかかわらず、オンタリオ湖の湖底の大部分が固い岩盤であったことから、実験機が泥などに埋もれておらず今回の発見につながった。

 また今回新たに分かったのは、複数の試験機が湖底に沈んでいたということ。開発当時は極秘プロジェクトだったため詳細はよく分かっていないが、実機の8分の1の大きさの全長約3メートルの実験機は9機製造されたとみられている。各種センサーなどを取り付けた実験機は小型ロケットに固定され、オンタリオ湖東部にある岬ポイント・ピーターから湖に向かって発射された。

 東西冷戦当時、ソビエト連邦からの爆撃機を迎撃する目的で進められていたアブロ・アローの開発は、当時のジョン・ディーフェンベーカー首相の一声で突然中止になった。さらに製造中だった機体も全て解体、鉄くずとして二束三文で売却された。これによりプロジェクトに携わっていた約3万人が職を追われ、カナダの軍事航空産業の発展にも大きな痛手となった。

 調査チームは今シーズン中に潜水士による調査も計画している。機体を覆いつくしているゼブラ貝の一部を除去する許可も得ており、今回発見された機体を特定する情報を得られる可能性がある。機体は水深30〜60メートルの湖底にあるとみられており、最終的には引き揚げ作業まで行う予定だ。

 

 

2017年9月14日 第37号

 ニューブランズウィック州のゲージタウン陸軍基地で先週、各国の狙撃兵が集まり射撃の腕を競う、第19回カナダ国際狙撃兵大会(Canadian International Sniper Concentration) が開かれた。

 参加したのはフランス、オーストラリア、オランダ、アメリカの陸軍のほか、カナダからは王立カナダ連隊、プリンセス・パトリシア・カナダ軽歩兵連隊(Princess Patricia's Canadian Light Infantry)、ケベック州の王立第22連隊のほか、ハリファックス地域警察、オンタリオ州警察、セントジョン市警察が参加した。  カナダ軍の狙撃兵部門を統括するジョン・ボージュワ大尉によると、この大会は狙撃兵同士の技術向上の機会にもなっていると、取材に話している。また大会では射撃の精度が求められるのは当然だが、それよりも狙撃兵の資質として試されるのは、40キロメートルを超える深い森林の中をナビゲートしながらミッション完遂のためにタイミングや計画を練るといった、総合的な能力だと説明している。

 3カ月前にはイラクで、カナダ軍の狙撃兵が3・5キロメートルの距離からダーイッシュ(イスラム国)の兵士を射殺したことが確認され、狙撃距離の世界記録を更新したばかりだ。

 

 

2017年9月14日 第37号

 ブリティッシュ・コロンビア州からアルバータ州にかけての広い範囲で4日夜、流星の中でも特に明るい火球が目撃され、多くの人がソーシャルメディアで報告したり、警察や報道機関などに連絡したりした。

 それらによると、火球の出現時刻は太平洋夏時間で午後10 時14 分ごろ。まばゆい緑色の閃光を放った火球は、やがて暗いオレンジ色に変わって消えたという。また、その1分後ぐらいに大きな音や空気の振動を感じたと報告する人もいた。

 またアメリカ気象学会にも、カナダからはBC 州からサスカチワン州まで、またアメリカ側ではワシントン州、アイダホ州、およびモンタナ州から計90 件以上の情報が寄せられた。同学会では、この火球はBC 州ボズウェル上空で大気圏に突入、約100キロメートルを燃えながら飛行し、同州ミドウクリークあたりで燃え尽きたと推定している。

 警察にも多くの目撃情報が入ったが、同様の過去の例から見てその正体は隕石だろうと推測されるが、折からの山火事の煙のため実際にどんな物体だったか、またどのあたりに落下したかは確認困難だと話している。

 燃えて落下する隕石が燃え尽きずに地上に激突した場合、新たな山火事が発生するのではないかと心配する声も聞かれたが、ブリティッシュ・コロンビア大学で天文学と天体物理学を教えるジェイミー・マシュー教授は、隕石は地面に落下する時までには速度が落ち摩擦熱も冷め、単なる石となっているため周りの木や草に火が点くことはないと、その可能性を否定している。

 また防犯カメラが捉えた映像などから、マシュー教授はこの隕石の大きさを長椅子程度だと推定している。この程度の隕石だと燃え尽きなかったとしても非常に小さくなっており、クレーターなどを作ることもなく、森の中に紛れ込んで発見することは不可能だと話していた。

 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。