彩りのよいおせち料理の弁当、演歌に日本舞踊、股旅物の歌謡ショー…。日本情緒たっぷりの集いが、1月21日、日系プレースにてJCCA(日系カナダ市民協会)主催で開かれた。
「敬老会」と題されたこの会には約170人のシニアが集まり、外の寒さをよそに心温まるひとときを過ごした。

対談:「千羽鶴」原作者コーリン・トーマスさん、「千羽鶴」プロジェクト共同ディレクター珠子・コピソンさん

劇団文化座による「千羽鶴」の海外初公演が2月10日、11日にバンクーバーで上演される。
原作はバンクーバー在住劇作家コーリン・トーマスさん。吉原豊司さん(「千羽鶴」プロジェクト共同ディレクター)翻訳、比佐廉さん潤色、磯村淳さん演出で、文化座ならではの作品になっている。
物語は時空の異なる少年少女が直面した核の脅威と平和への願いを柔らかなタッチで描く。12歳で原爆症のため亡くなった佐々木禎子さんの実話を縦軸に、核戦争の恐怖に怯えるカナダの少年の心の葛藤を横軸に、現在世界が直面している核に対する言葉にできない苛立ちを一つの大きな絵として織りなしていく。
今回の公演は、現在ブリティッシュ・コロンビア大学人類学博物館(MOA)で開催されている石内都写真展「ひろしま」の関連イベントの一つとして、写真展最終日直前に上演される。珠子・コピソンさんは同写真展の企画から関わり、関連文化行事の企画運営リーダーとして活躍している。
今回はトーマスさんとコピソンさんの対談が実現。「千羽鶴」に対する思いを語った。

シンバルの大きな音、ライオンダンスの巧みな踊りとともに1月22日、リッチモンドのアバディーンセンター内フードコートに『とんかつ新宿さぼてん』がオープンした。
この日行われた式典にはリッチモンド市長マルコム・ブローディー氏および市議会議員、経営陣、日系コミュニティ代表者など約60人が主賓として出席。チャイニーズ・ニューイヤーと重なり多くの客が見守る中、リボンカットに続くライオンダンスで商売繁盛を祝った。

過去最高の210人が出席
1月14日、バーナビーの日系センターで、第15回日系コミュニティ合同新年会が開催された。3つの共催団体、17の協賛団体に加え在バンクーバー日本国総領事館ほかの後援で行われた今年は、過去最多の約210人が出席。新年の挨拶を交し合い、お節料理に舌鼓を打み、沖縄県友愛会琉球太鼓のパフォーマンスを楽しんだ。

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。