2018年5月3日 第18号

ビーガン、ベジタリアン、プラントベース料理も珍しくなくなり、Meatless Mondayといって、月曜日は動物性食品抜きで植物性食品だけで夕食をつくりましょうという言葉ができ、インターネットや本屋さんでもたくさんのレシピ本を見かけます。

育ち盛り3人の男の子がいる我が家でも週に数日は動物性食品抜きの夕食を心がけるようにしています。お豆腐、豆類、レンズ豆(ひら豆)を使い、スパイスやハーブを使うことで、とてもおいしくボリュームもある料理ができ、豆類は体にもいいし、また地球にやさしく、そしてお財布にもやさしいですよ!

お味噌、塩麹、糠漬け、ヨーグルト等の発酵食品がとても好きな私。発酵食品は体にいいし、あまり手をかけずにすくすく育ってくれるので、ヨーグルトには白雪さんと名前をつけて育てている私。発酵食品は子供達のように口答えをすることもありません!(笑)

今回は発酵食品に加え、私が最近凝り始めた豆やレンズ豆の発芽のさせ方をご紹介します。豆を発芽させると栄養分が劇的にアップし、消化もよく、いいことづくめ。サラダに入れたり、ディップやドレッシング、スープの具にと使い道たくさんです。

 

発芽ひよこ豆

 

材料 約1カップ分
 •乾燥ひよこ豆 半カップ(125ml)
 •空き瓶(容量500mlのもの)
 •ガーゼ
 •輪ゴム

作り方
酢飯:
① 乾燥ひよこ豆をボールに入れさっと洗いたっぷりの水を入れ、24時間浸す。
② ひよこ豆をさっと洗い、水気をよくきってから空き瓶にうつし、瓶にガーゼをかぶせ、輪ゴムでとめる。
③ 残った水がガーゼにしみ込むように瓶の口が斜めになるように瓶を固定し、カウンターに置いておく。(写真参照)
④ 一日に2〜3度、2の作業を繰り返すと、2、3日で発芽します。
⑤ 発芽した豆はさっと洗い、タオルで水気をきり、乾かしてから容器に入れ、冷蔵庫で保管し、4〜5日ほどで食べきるようにする。

• レンズマメを発芽させるときは約8時間水に浸し、2〜4日で発芽。
• キヌアや大豆でも試してみてください。
• 水をよくきることがポイントです。発芽途中で万が一、悪臭がした場合は新しい豆で再挑戦してください。
 

 


鈴木 公子(すずき きみこ):和歌山県出身。ノースバンクーバーを拠点に旬の野菜、地元の食材を使った和食を発信。
母親から本当の家庭料理を学び、ミシュラン一つ星、京都とり料理瀬戸の女将さんから『おもてなしの心』を学ぶ。
Cook Culture及びWell Fed Studioの和食インストラクター。UBC Farmにて和食のワークショップ開催予定。edible Vancouver wine and country にて記事掲載。
www.kimikoskitchen.wordpress.com

 

 

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