2017年12月7日 第49号

冬になると温かいおうどんやお蕎麦で体を温めたくなります。

日本ではなじみの薄い七面鳥ですが、ここカナダでは七面鳥は感謝祭やクリスマスには欠かせないご馳走です。カナダのマーケットでは一年中出回り、切り身やひき肉として買うことができます。鶏肉のようにあっさりしたお味で、私は七面鳥のひき肉を豚、牛ひきに代用してお料理することが多いです。今回は冬のこの季節にぴったり、ピリッと豆板醤を利かせ、体が温まる、和風のあっさり担担麺うどんをご紹介します。

 

 

和風あっさり担担麺うどん     4人分

材料
・ターキー(七面鳥)のひき肉 …… 350グラム
・サラダ油 …… 小さじ2
・にんにく …… 2片(みじん切り)
・しょうがのみじん切り …… 大さじ1杯
・青ねぎみじん切り ……  1 /4カップ
・豆板醤 ……  小さじ3
・みそ ……  大さじ3
・しょうゆ ……  大さじ2
・塩 ……  小さじ1/2
・こんぶもしくはかつおだし …… 5カップ(1250ml)
・片栗粉もしくはコーンスターチ …… 大さじ2
・うどん …… 4玉
・パクチーや青梗菜等適量 …… (好みで)
・七味唐辛子 …… (好みで)

 

作り方
① サラダ油をひいた鍋ににんにく、しょうが、青ネギ、豆板醤を加え、中火で香りがたつまで炒める。(この時しっかり炒めるとコクがあるおいしいスープが出来上がります。)
② 1にひき肉を加え炒め、ひき肉の色がかわったら、みそ、しょうゆ、塩、だし汁を入れ、ひと煮立ちさせ、味見をし、薄ければしょうゆ、みそや塩を加え、味を調え、火を止める。
③ 小さい器に片栗粉(もしくはコーンスターチ)と水大さじ2を入れ、よく混ぜ、2に回し入れ、素早くかき混ぜる、弱火でスープが透明になるまで煮る。この時とろみが少なければ片栗粉と水を混ぜたものを追加し、好みのとろみにする。
④ うどんは表示通りにゆで、器にもり、3をうどんにかけ、好みでパクチーや青梗菜を茹でたものを添える。

 

★うどんを素麺やライスヌードルに代えてもおいしいです。
★ひき肉を半量にし、豆腐を最後に加え、麻婆豆腐風担担麺に。

 

 


鈴木 公子(すずき きみこ):和歌山県出身。ノースバンクーバーを拠点に旬の野菜、地元の食材を使った和食を発信。
母親から本当の家庭料理を学び、ミシュラン一つ星、京都とり料理瀬戸の女将さんから『おもてなしの心』を学ぶ。
Cook Culture及びWell Fed Studioの和食インストラクター。UBC Farmにて和食のワークショップ開催予定。edible Vancouver wine and country にて記事掲載。
www.kimikoskitchen.wordpress.com

 

 

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