2020年2月6日 第6号

 カナダ政府は中国湖北省武漢にいるカナダ国民を帰国させるためのチャーター機がカナダを出発したと4日発表した。

 フランソワフィリップ・シャンパーニュ外務相は4日朝にチャーター機がベトナム・ハノイに向かったことを明らかにした。ハノイで中国政府からの入国許可を待つという。各メディアの報道では、外務相から武漢のカナダ国民に送られた情報として6日朝には武漢を出発してカナダに向かう予定と伝えられている。

 パティ・ハイデュ保健相によると、月曜日の時点で帰国を希望している武漢滞在カナダ人は308人で、280人がカナダ発行パスポートを所持しているという。

 手配したチャーター機は最大で250人しか搭乗できないため、第1便では帰国できないカナダ国民もでてくるとし、残りの国民のために第2便の手配も準備中とシャンパーニュ外相は4日記者団に語った。

 ハイデュ保健相は武漢に滞在し帰国を希望するカナダ国民は日を追うごとに増加しているという。約2週間前の中国が武漢を封鎖した直後は30人ほどしかいなかった帰国希望者は急増し、発表している数字は3日現在のものと説明している。

 シャンパーニュ外相によると、カナダがチャーターした飛行機に搭乗できるのはカナダ発行パスポートを所持しているカナダ国籍者で、新型コロナウイルスに感染した場合にみられる症状を発症していない人に限定されているという。さらにカナダ国籍の子どもを伴っている場合に限りカナダ永住権保有者も搭乗できるとしている。この条件はカナダだけではなく、中国政府は外国政府が発行したパスポートを持った外国籍者のみ搭乗が可能と明確にしていると外相は説明した。そのため、家族によっては全員が帰国できない可能性があることも明らかにした。

 ハイデュ保健相は、現時点では帰国希望者の中に感染したような症状がみられる国民はいないと発表している。

 チャーター機は武漢を出発したあと、燃料補給のためブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー空港に立ち寄り、最終的にオンタリオ州のトレントンカナダ軍基地に移動する。帰国者は全員そこで14日間隔離され、検査などが実施される。もしバンクーバーへの移動中の機内で症状が現れた場合は、患者はバンクーバーで降機して対応するとしている。

 ジャスティン・トルドー首相は4日、「一刻でも早くカナダ国民が帰国できるよう全力であたっている」と記者団に語り、「全員が安全に帰国できるためにすべての段階を確実に実施している」と語った。

 チャーター機手配と14日間の隔離のための費用はカナダ政府が全額負担する。

 

 

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