2019年8月15日 第33号

 今年10月に実施される総選挙で注目されるブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー・グランビル選挙区の候補に、自由党はタリーブ・ノーモハメド氏を擁立することが9日分かった。13日に公式に発表された。

 ノーモハメド氏はハイテク起業家・投資家だが、これまでに何度も政界進出を試みている。

 2004年に初めて自由党連邦議員への候補戦に挑戦したが失敗。2011年にはノースバンクーバーの自由党候補に選ばれたが、保守党アンドリュー・サクストン氏に敗れた。2015年には立候補せず、2018年BC州統一地方選挙でバンクーバー市長選へビジョン・バンクーバー候補として挑戦したが、体調不良で撤退を余儀なくされた。

 そして今回、全国で最も注目される選挙区で自由党候補として選挙に臨む。

 この選挙区は自由党政権で閣僚を務めたジョディ・ウィルソンレイボールド元法務大臣の選挙区。ウィルソンレイボールド議員は今年2月に全国紙が掲載して発覚したSNCラバランスキャンダルの当事者で、責任を負わされる形で自由党から除名処分された。

 SNCラバランスキャンダルは、ジャスティン・トルドー首相をはじめとする首相事務所によるウィルソンレイボールド前法務相への圧力が問題となったスキャンダル。自由党の支持率が急低下した要因にもなったため、事態を収束するためにトルドー首相が除名処分を決定した。

 自由党除名処分を受けウィルソンレイボールド議員には新民主党(NDP)やグリーン党への入党の話があったが、総選挙には無所属で出馬することを発表した。

 NDPは環境活動家のイボンヌ・ハンソン氏を、グリーン党は不動産エージェントのルイス・ボーティン氏を擁立。保守党は元保守党政権スタッフのザック・シーガル氏、カナダ国民党はナオミ・チョチク氏をすでに候補者として擁立している。

 

 

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