2019年4月18日 第16号

 カナダ統計局は10日、マリファナ合法化の前後での市場の変化を調査した結果を発表した。

 統計局によると、マリファナの価格が約17パーセント上昇、合法的に販売されている商品と違法販売の商品とでは、合法商品が違法商品に比べて約36パーセント高いことが分かった。

 合法化後に合法に購入した人々が支払った価格の全国平均額は1グラム9・99ドル。一方で違法購入の平均額は6・37ドルだった。合法マリファナの価格が上昇しただけでなく、違法マリファナ価格が合法化前の6・79ドルから6・37ドルに下がっているという。

 全国的には合法化前後で最も価格差が大きいのはニューブランズウィック州で30・5パーセント、次いでマニトバ州27・7パーセント、アルバータ州24・2パーセント。価格差が最も小さいのはヌナブト準州で0パーセント、次いでブリティッシュ・コロンビア州3・7パーセント、プリンスエドワード島州5・0パーセントだった。

 合法化前後で価格の変動が小さく価格も低いのはBC州で、合法化前は1グラム6・89ドルが合法化後は7・15ドル。合法化前後で最も価格が低かったのはケベック州で、合法化前は5・82ドル、後は6・75ドル、価格差は15・9パーセントなっている。

 統計局によると合法化で合法的にマリファナを購入しているのは30パーセントで、70パーセントは違法購入をしていると報告している。

 

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