爆発的な人気を得ている携帯ゲーム、ポケモン・ゴーがカナダでも17日より配信開始となった。

 すでに配信が始まっているアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドやイギリスでは、社会的現象になるほどの人気になっており、携帯を片手に公園や街角を徘徊する人の姿が、いたるところで見られるようになっている。

 このゲームは携帯電話の位置情報を活用、そのカメラを通じて映した現実世界の中にポケモンを表示、これを捕まえたり交換したり、またバトルさせたりする体験ができるゲーム。対象となるOSはアンドロイドとアップルのiOSで、基本プレイは無料、アイテム課金ありのサービスが提供されている。

 なお別売の腕時計型ツール、ポケモン・ゴー・プラスを利用すれば、近くにポケモンがいることを振動とランプで知らせてくれるので、携帯端末を見続けながら歩き回る必要はなくなる。

 カナダで配信が開始された17日午後からはしかし、その直後からアプリのサーバーにアクセスが集中、アカウント登録に時間がかかるといったトラブルが発生した。

 ところで、アメリカ・ニューハンプシャー州最大の都市マンチェスターでは、市警察が逃走中の参考人らをおびき寄せるため、このゲームを利用している。

 市警察はそのフェイスブックに、きわめてレアなポケモン、リザードン(英名Charizard)が刑務所内に出現したと公表。さらに、このポケモンを捕まえる人を抽選するため、名前を投稿するよう呼びかけたところ、それに応じた人のうち500人以上の名前が警察の「お尋ね者」リストと一致したという。

 今のところ、実際の逮捕には至っていないものの、このフェイスブックはわずか2日あまりで1万3000件以上の「いいね」を獲得しているという。

 

System.String[]

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。