カナダポストは5日、施設封鎖実施72時間前警告を発表、労働組合との交渉がまとまらない場合、早ければ8日にも施設封鎖する可能性があることを明らかにした。
両者の労働協定交渉は継続的に行われているものの、合意に至るにはまだ大きな隔たりがあるとされている。
労組側は1日にも、多少歩みよりを見せた改定条件を示したが、これを最終交渉条件としている。最大の焦点は年金制度とされ、他にも賃上げ要求も含まれている。
カナダポストは6月25日に提示した条件を最終としており、労組側の要求を受け入れれば、この先3年でさらに10億ドルが必要となり、受け入れられないとしている。また、同じ条件で他の2労組とは合意に達しているとも説明している。
施設封鎖が実施された場合、全ての郵便、小包の配達は停止する。ただ、連邦政府の年金や子供手当など一部は変わらず配達される。
郵便サービスが停止すれば、2011年以来となる。その時には当時の保守党政権が介入し、ストライキ・施設封鎖停止命令を発動して10日間で終結した。
今回、自由党政権は介入しないことを示唆している。両者とも8日までに合意に達する可能性もまだ残っているとしている。
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