ブリティッシュ・コロンビア州クリスティ・クラーク州首相がアジアとの貿易振興目的で行っているアジアツアーに、今回は不動産業者2社が同行していることが分かり、疑問の声が挙がっている。

 メディアで報道されたのは5月28日。このアジア貿易使節団には約60社が同行しているが、その中に不動産業者2社が含まれていた。

 現在バンクーバーでは海外投資家による不動産高騰の可能性が指摘され、それについての調査も行われている中、海外での販売促進に不動産業者を同行させるのは適切なのかというもの。

 不動産業者側はあくまでも商業用物件の販売促進が目的で、個人用住宅物件のためではないと説明している。

 この報道を受け、クラーク州首相は5月30日のツイッターで、今回の目的はBC州経済と雇用促進であり、BC州の個人用不動産の販売促進は含まれていないと説明した。

 クラーク州首相一行は、5月23日にバンクーバーを出発、24日韓国入り、26日フィリピンに移動、28日に東京に到着し、30日には東京を発ち、帰国している。今回は中国への訪問は含まれていない。

 東京では、主にテクノロジー関連と液化天然ガス(LNG)のプロモーションに力を入れ、関係企業やイベントに参加した。

 

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