ブリティッシュ・コロンビア州ベラ・クーラに住むティム・マイケルチャックさんの妻シャノンさんは、6年前に多発性硬化症(MS)と診断された。

 そんな彼女を救う治療法、造血幹細胞移植の費用を集めるために、また一般の人にこの病気をもっと知ってもらうためにと、マイケルチャックさんは1100キロメートルの徒歩の旅をしている。「誰も知らないような小さな田舎町に住む自分にとって、クラウド・ファンディングは有効ではないと思った。そこで、自分が歩き続けて出会いを作っていくという、自分なりのクラウド・ファンディングを考えついた」とマイケルチャックさんは取材に説明している。

 目的地は、多発性硬化症のクリニックがある、同州バンクーバーのブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)。1日約35キロメートルのペースで歩き続けているマイケルチャックさん、途中のウィリアムス・レーク市では新しい靴を寄付してもらうなど、すでに道中の人々から支援を得ているという。

 このペースで行くと、マイケルチャックさんは4月末にはUBCに到着する予定。

 

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