カナダ統計局は19日、1月のインフレ率を発表、2014年11月以来の高い水準となる2パーセントと報告した。予想の1・7パーセントを上回った。

 インフレ率を押し上げたのは、食料品とガソリン価格。これまで下がり続けてきたガソリン価格が1月は2・1パーセント上昇し、2014年10月以来の上昇となった。食料品は4パーセントの上昇。特に生鮮野菜は18・2パーセント、果物は12・9パーセントも上昇。カナダドル安が大きく影響しているとみられている。その他の項目でもほとんどで価格が上昇。唯一、衣料・履物の項目で0・3パーセント下がった。

 カナダ銀行が注目している、価格変動の大きい項目を除いたコアインフレ率も2パーセント。予想の1・9パーセントを上回った。カナダ銀行は3月の金利発表で、現行のまま据え置くとみられている。

 

 

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