オンタリオ州グレータートロント地区の酒類販売店で、内容物が水に入れ替えられたウォッカが売られているのが見つかった。
トロント市内でスミノロフのウォッカを購入した客から、味がおかしいという苦情を受けたため、販売店が第三者機関に内容物の検査を依頼した。その結果、内容物は水であり人体に害はないことが分かったが、トロント市警察によると、同様な報告がハミルトン市からスカボロー市までの間の店から、いくつか寄せられていたことがわかった。
店内の防犯カメラの映像から、これら一連の犯行は同一人物によるものと見られ、警察が男の身元の割り出しを急いでいる。
またこの事態を受け、酒類販売店のLCBOは系列全店に置かれているプラスチック製ボトルの商品の点検を行ったほか、これら商品が返品された場合はその状態のいかんにかかわらず、捜査が終結するまではそれらを再販しないことを決めた。