オンタリオ州サドバリーの犬2匹が、カメラの前で仲良くハグする動画がオンラインで公開され大人気となり、何千万回もの再生回数を記録している。

 2匹の犬は、ボーダーコリーのロッティとジャーマンシェパードのグリズリー。飼い主のテイラー・ディギーさん(20歳)が映した動画は、カメラの前に仲良く並んだ2匹のうち、ロッティが両前足をグリズリーの肩から胸あたりに巻きつけてハグするというもの。

 現在2歳のロッティは、4カ月の時にディギーさんに引き取られた。その1年後には、当時わずか生後7週間だった野良犬のグリズリーが家族に加わった。以来ロッティはグリズリーをわが子のように面倒をみてきて、つねに行動をともにしている。

 ディギーさんによると、2匹の仲はまるで絵本に出てくる仲良しのようだという。家族がTVを見ている間も、2匹はお互いの毛づくろいに余念がなかったり、寄り添って昼寝をしたりしている。

 またディギーさんは2匹に様々な技を教えてきたが、ハグについてはロッティが偶然に、自分から始めたものだと取材に話している。グリズリーのほうは最初は何をされているのかわからず、戸惑ったようだったが、今では『あなたのベストフレンドは誰?』とロッティに声がかかると、すかさずグリズリーが体を少しだけロッティ側に傾けてハグ待ちの体勢をとるという、息のあった技を見せてくれる。

 ロッティはフリスビーや飛込みなど、今までに250種以上の技を覚え、ディギーさんといくつもの競技大会に出場している。ディギーさんによると、ロッティは観衆の前で演技することが大好きでたまらないとのこと。ロッティが自分の親友となり、またチームメイトとして立派に成長してくれたことに感謝していると、ディギーさんは語っていた。

 

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