JIMMY’S HALL

 

バリー・ウォードの演技は必見©Sony Pictures

 

人生の喜びを説いた伝説の男

高松宮殿下記念世界文化賞や世界三大映画祭受賞でおなじみの名匠ケン・ローチ監督が、実在した英雄ジミー・グラルトンを描いた最新作。1932 年、国を分断した内戦終結から10 年を経たアイルランド。アメリカで暮らしていた元活動家のジミー(バリー・ウォード)が、10 年ぶりに祖国の地を踏んだ。昔の仲間たちに歓迎され、元恋人のウーナ(シモーヌ・カービー)とも再会する。年老いた母親の面倒をみながら穏やかに暮らすはずのジミーだったが、村の若者たちの希望でかつて自分が建設した集会所を再開する。そこは人々が歌やダンスを楽しみながら人生を語り合える場所だった。しかし、ジミーを嫌うシェリダン神父(ジム・ノートン)を先頭に、教会、警察、右翼たちから目の敵にされる。ジミーの生き様が忘れていた何かを教えてくれる爽やかな感動作。

PG-13 1:46 hr

上映 : Fifth Avenue Cinemas

 


 

 

TRAINWRECK

 

エイミー・シューマーとビル・ヘイダー©2015Universal Pictures

 

女性コメディアンだって面白い!

子どもの頃から父親に一夫一婦制は不可能と教えられてきたパーティーガールのエイミー(エイミー・シューマー)。数々のデートを繰り返し恋にクールな彼女は、マガジンのライターとして活躍している。しかしある日、取材の相手であるスポーツ・ドクター、アーロン・コナーズ(ビル・ヘイダー)に出会う。彼は優しくて自分に一途なため、コミットメント恐怖症のエイミーは大ピンチ。タイトルの『Trainwreck』とは「容易ならぬ事態」という意味。エイミー・シューマーが脚本・主演。監督は『40 歳の童貞男』でおなじみのジャド・アパトー。どちらもスタンダップ・コメディアンという共通点から笑わせてくれる。

R 2:05 hr

上映 : Scotiabank Theatre Vancouver, Cineplex Odeon Park & Tilford, SilverCity Metropolis, SilverCity Riverport (IMAX), SilverCity Coquitlam and VIP

 


 

PIXELS

 

巨大なパックマン©2015Columbia Pictures

 

80年代の懐かしいゲームが3Dで勢ぞろい!

宇宙との交流を夢見てNASA が発信した80 年代のアーケード・ゲームの映像を見た宇宙人が、これを地球からの宣戦布告と誤解し、パックマン、ギャラガ、ドンキーコング、スペース・インベーダーなどのクラシックゲームを蘇らせ地球侵略を開始する。米軍が圧倒されると、アメリカ大統領(ケビン・ジェームス)は旧友で元祖オタクのサム・ブレナー(アダム・サンドラー)に助けを求める。サムはかつての最強ゲーマーたちを集結させ、宇宙人の弱点を探して地球を守るために立ち上がる。ナムコでパックマンを企画開発した岩谷徹教授(デニス・アキヤマ)も登場。『ホーム・アローン』、『ミセス・ダウト』、『ハリー・ポッター』シリーズでおなじみの、クリス・コロンバス監督が指揮をとる痛快SF アクション・ コメディー。

PG-13 1:46 hr

上映 : Cineplex Odeon Inernational Village, Cineplex Odeon Park & Tilford, SilverCity Riverport (IMAX), SilverCity Coquitlam and VIP

 

(取材 ジェナ・パーク)

 

映画 年齢制限

PG - 保護者の指導が 望まれる。

14A - 14歳以下は保護者の 同伴が必要。

18A - 18歳以下は保護者の 同伴が必要。

R18 - 歳以下は入場不可。

G - 制限なし。

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。