The Light Between Oceans • Morgan • Tunnel


 

The Light Between Oceans

 

ファスベンダー(左)とヴィキャンデル(中)2016 ©Dreamworks Pictures

 

カップルの愛、モラル、運命を描くサスペンス

第一次世界大戦後、西オーストラリア沖の人里離れた島の灯台守になった元軍人トム・シェアボーン(マイケル・ファスベンダー)。学校長の美しい娘イザベル(アリシア・ヴィキャンデル)に一目惚れした彼は、すぐ彼女に求婚して二人の生活を始める。なかなか子供が授からないある日、二人は島に漂流してきたボートから、男性の死体と女の赤ちゃんを発見した。トムはすぐ迷子届けを出そうとするが、イザベルは自分の願いがかなったと喜ぶ。愛するイザベルのため、トムは初めて自分の意思に逆らって子供を育ててしまう。数年後、二人の前に実の母親が現れ、自分の子供を探していると伝える…。監督はデレク・シアンフランス。

PG 2:13 hr

上映:Cineplex Odeon International Village, Fifth Avenue Cinemas (19+, 子供不可), Cineplex Cinemas Marine Gateway and VIP, Cineplex Odeon Park & Tilford, SilverCity Metropolis, SilverCity Riverport, Cineplex Cinemas Coquitlam and VIP, Landmark Cinemas New Westminster

 


 

Morgan

 

テイラー=ジョイ(右)とマーラ 2016 ©Scott FreeFilms

 

人工生命体は未来に必要か、ただの脅威か?!

「エイリアン」でおなじみのリドリー・スコット監督がプロデュースし、息子のルーク・スコット監督が指揮をとる長編デビュー作。人工生命体の生死を決める危機管理企業のコンサルタント(ケイト・マーラ)が、ある研究所に呼び出され、恐ろしい事故の解明調査を委ねられる。一見あどけない10代の少女のような人工生命体・モーガン(アニャ・テイラー=ジョイ)が事件の鍵を握っていた。彼女の能力は異常なほど急速に進化していて、厳重に監禁されなければならないほど危険だった。一体モーガンは何者なのか、なぜそこまで危険なのかという謎に迫る。近年、多くの映画監督がロボット映画を手掛けているが、この作品は必見といわれる。

14A 1:32 hr

上映:Scotiabank Theatre, Cineplex Cinemas Marine Gateway and VIP, Cineplex Odeon Park & Tilford, SilverCity Metropolis, SilverCity Riverport, Cineplex Cinemas Coquitlam and VIP, Landmark Cinemas New Westminster

 


 

Tunnel

 

妻役のぺ・ドュナ 2016 ©Another Sunday

 

暗闇に一人閉じ込められた男の災難と死闘

2014年の映画『最後まで行く』でカンヌやブリュッセルの映画祭を騒がせた新鋭キム・ソンフン監督が、日本旅行中に企画したといわれる新作。自動車ディーラー営業マンのジョンス(ハ・ジョンウ)は、娘の誕生日に向かう途中で、突然崩壊したトンネルに閉じ込められた。携帯の電源とわずかな水でひたすら救助を待つジョンス。しかし手抜き工事による資料のミスから救助に時間がかかり、妻セヒョン(ぺ・ドュナ)や救助隊員テギョン(オ・ダルス)は、すでに生存をあきらめた企業や政府から救助を断念するように迫られる。誰にでも起こりえる現実的な災難の展開や、救助をめぐっての各界各層の反応が今の時代をリアルに表現している。

PG 2:07 hr

上映: Cineplex Odeon International Village, Cineplex Cinemas Coquitlam and VIP

 

(文 ジェナ・パーク)

 

映画 年齢制限

PG - 保護者の指導が 望まれる。

PG-13 - 13歳未満は保護者の注意や指導が望ましい。

14A - 14歳以下は保護者の 同伴が必要。

18A - 18歳以下は保護者の 同伴が必要。

R - 18歳以下は入場不可。

G - 制限なし。

 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。