この度VISION留学センターでは従来留学生のみを対象に提供してきたプログラムを当地の日本人にも拡大。 その第一弾として、ウェディングプランナー検定対策プログラムが3月に開講となった。 ●ウェディングプランナー検定対策プログラムはこんな人にお薦め。 ・ウェディングプランナーを志す人。 ・ウェディング業界への就職を希望する人。 ・将来の自分、親族、友人の結婚式をプロデュースしたい人。
講師であるイノウエエツコ氏は、バンクーバーで現役ウェディングプランナーであり、また全米ブライダ ルコンサルタント協会認定講師でもある。その彼女が日本・欧米のウエディングプランナーとしての必要な知識を3週間で教えるのがこのプログラムだ。受講終 了後には、受講者は日本全国のブライダルコンサルタント協会(ABC)認定校、もしくはここバンクーバーで、ブライダルプランナー検定1・2級に挑戦する ことができる。
●どんなことを学ぶのか? 少し前になるが、Jenifer Lopesの映画で注目されたウェディングプランナーの仕事は、欧米ではBridal Consultant, Bridal coordinatorの職名で、結婚式のかなり前から始まる。決して、結婚寸前の新郎を惑わすのが仕事ではない。人生最大の舞台を、クライアントの希望 通り、もしくはそれ以上にするのが、プランナーの本来の仕事だ。このプログラムの受講者は、その技術、知識を3週間で詰め込む。 日本・欧米の結婚式の相違、それぞれの慣習の宗教的な背景等を学ぶこのプログラム。多文化の地、バンクーバーならではの経験談を交えたエツコ先生の授業は楽しい。宗教の違い、文化の違いが分かりやすく説明されるのだ。
●意外にも・・・ 「この知識は、検定受験者、業界への就職希望者以外にも、これからカナダで結婚を予定している方にもお薦めです。」日本出身者と、他国出身のパートナー が結婚する場合、どこで結婚式を挙げるのか、またどのように演出するのかは、日本と北米スタイルに精通したイノウエエツコ先生のようなプランナーが大きな 助けになる。日本からの親族と、カナダもしくは他国から訪れる親族のケアも、ウェディングプランニングには含まれるのだ。これは結婚する二人だけが負うべ きタスクか?いや、リスクだろう。晴れ舞台の失敗は、その後の家族との付き合いに影響のあることだ。 もちろん同プログラムはカナダでウエディングプランナーとしてビジネスを始めてみたい人にもお薦めである。
●日本帰国予定者には・・・ 「ブライダルプランナー検定」受検が控えている。受験は受講者の必須ではないが、この1級合格は、日本のウェディング業界で活躍するための、最初のス テップとなるAssistant Bridal Planner(要ABC協会への会員登録)の資格取得への最初のステップとなる。日本では、年々受験者が増えているこの資格、受験者は、これまでウェ ディング業界で仕事をしてきた人もいれば、今回取材協力していただいた伊藤亜希子さんのように、これからの就職希望者もいる。
●花嫁のヘアメイクについて勉強中のクラス風景。 「3月末に帰国するので、本当は受講するのかどうか迷ったんです。でも、バンクーバーで受講するからこそ体験できる施設見学なども見逃せず、受講を決心しました。もちろん、帰国後はブライダルプランナー検定1級に挑戦予定です」(伊藤亜希子さん)。 日本国外に滞在、居住する日本人が増え続ける今日、バンクーバーは、語学研修としての留学目的地だけではなくなった。VISION 留学情報センター担当者は、こういう。「留学生、ワーキングホリデーの方々には、帰国後の就職準備のために、現地に住んでいらっしゃる方には、この欧米文 化の影響を大きく受けているこの業界の奥深さを学んでいただきたいです。また今後は、このプログラムのように現地に滞在する日本人の方にも興味の持てるプ ログラムをご提供することで、『情報センター』としての役割を持ち続けてゆきたいと思っています」。 問い合わせはVISION留学情報センターの芳子さんまで。
掲載:2010年3月18日 第13号
|