国際的な社会奉仕団体バンクーバー・ロータリークラブが創立100周年を迎え、4月19日、20日の両日、バンクーバー・コンベンションセンターで祝賀イベントを行った。
一般公開されたプロジェクト報告やライブステージのほか、ハーレーダビッドソンのオートバイ100台がコルドバ通りからオリンピック・トーチまでパレード。20日に行われた晩餐会にはバンクーバー市長ほか400人の会員が出席した。
17日には記念行事の一環として、祝賀イベント参加のために来加したアフリカ、イギリス、日本の会員の歓迎会が会員の大竹加代さん宅で開かれた。東京世田谷南ロータリークラブからは11人の会員と関係者が訪れ、この席でバンクーバー・ロータリークラブとの姉妹契約更新の調印式が行われた。
両クラブは2年前に姉妹契約を結び、アフリカのコンゴへの医療品提供、タンザニアの学校での飲料水と設備補助など、共同プロジェクトを進行中。東日本大震災の際には、バンクーバーから東京世田谷南のクラブを通して被災地へ支援を行った。
寧子夫人と一緒に調印式に出席した在バンクーバー日本国総領事岡田誠司氏は「皆さんから活発な話を聞いてとても励みになりました」と挨拶し、こうしたグラスルーツでのプロジェクトが行われていることは非常に素晴らしいと述べた。
バンクーバー・ロータリークラブの会員は約120人。現在バンクーバーには8つのロータリークラブ、BC州には160のクラブがあり約6000人のロータリアンがいる。

 

取材 ルイーズ阿久沢

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