2018年8月2日 第31号

 きらきら光る海を背景に流れるハワイアン・メドレー。波間をさまようように、ゆらゆら揺れるフラダンス。こんなにも野外ステージにぴったりの演目が、ほかにあるだろうか。

 7月27日、バンクーバー市内の『キツラノ・ショーボート』にフラダンスグループ『ワイレレ・ワイワイ』が出演し、あふれる笑みと踊りで バンクーバーの夏の祭典に花を添えた。

 

フィナーレは全員で『アロハ・マハロ』

 

打楽器、初登場

 まだまだ明るい夜8時過ぎ、『ワイレレ・ワイワイ』のメンバーがステージにあがると大きな歓声があがった。ヨシ山本先生らが唱えるチャントは、平和をテーマにした『マルヒア』。ひょうたんをくりぬいた打楽器イプヘケを伴奏に、シダの飾りをつけたダンサーの白いブラウスがまぶしい。

 正装で踊る古典フラ、カヒコのあとは、現代フラのアウアナ。ラブソングを優雅に踊ったり、神や自然への感謝を表したり。竹の棒プイリやココナッツ・マラカスのウリウリなど打楽器も加わり、鮮やかなパフォーマンスが続いた。

 

踊れる喜び

 安達みどりさんによると「ショーボート出演は今年で11年めです。最初はヨシ先生の元で5〜6人で始めましたが、現在は約70人が会員登録し、ダウンタウンのダンスセンターや日系センターで練習しています」とのこと。クプナ(シニア)クラスのひとつは9月にハワイ島で開かれる国際大会に、カナダから初めて参加する。

 「10年以上前に友人のフラを見たときに心の琴線に触れ、涙があふれました。子育ても一段落し、5年前にヨシ先生のフラを見て感動がよみがえり、今はフラを踊れる喜びでいっぱいです」とメンバーのひとり、ビリングス美千代さん。

 この日は50人が出演し、4つのクラスが2曲ずつと新人クラスが1曲、最後に全員でオリジナル曲『アロハ・マハロ(アイラブユー&サンキュー)』を楽しく踊った。  愛にあふれた45分間のステージ。真っ赤な夕日が水平線に沈むころ、幸せな気持ちで会場を後にした。

(取材 ルイーズ阿久沢)

 

 

打楽器イプヘケも加わり古典フラ (写真左:ヨシ山本先生)

 

ゆったりとしなやかに

 

竹の棒プイリを使ってハレアカラ山を称える

 

ハワイ大会に参加するシニアグループ(写真提供:Wailele Waiwai)

 

 

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