2017年6月1日 第22号

ブリティッシュ・コロンビア州バーナビー市の日系文化センター・博物館において5 月28 日、グラッドストーン日本語学園の第46 回卒業式並びに学芸会が、今年も華やかに開催された。2歳児から2年A 組の約200 人が参加する午前の部。小学科、中学科、高等科の卒業式。2年B 組から高等科上級までの約200 人が参加する午後の部。カナダで生活しながら日本語を学び、それを通して日本人としての素養を身につけてきた生徒たちの晴れの舞台を取材した。

 

卒業生集合写真

 

●元気いっぱい、午前の部

 お母さんと2歳児が一緒に舞台に上がって演奏する『大きなたいこ』に始まって、『アンパンマン』『ひょっこりひょうたん島』『ドラえもん』など、どの演目でも子供たちは元気いっぱいにのびのびと歌やダンスを発表。会場にはかわいい我が子の発表を見届けようと多くの家族が来場し、日系センター大ホールに入りきらないほどの賑わいをみせた。午前の部最後の演目は生徒全員による『小さな世界』。200 人の元気な歌声が会場いっぱいに響き渡り、興奮冷めやらぬ間に午前の部は終了した。

 

●感謝の気持ちに満ちた卒業式

 とにかく元気な午前の部とは一転して、正装に身を包んだ卒業生たちが凛々しい態度で臨む卒業式。ことしは小学科20 人、中学科11人、高等科10人の計41人が卒業し村上学園長から卒業証書を受け取った。岡井朝子在バンクーバー日本国総領事からの祝辞では教員、保護者の労をねぎらい、卒業生へは「学園生活で得た日本の素養、そしてカナダの文化も分かるその素養はこれからの国際社会で大切になってきます。それらを生かしながら夢に向かって頑張ってほしい」と激励した。林光夫日系文化センター会長も「今後も日本語を忘れずに、さらに勉強して頑張って下さい」と祝辞を送った。その後、高等科を卒業する10人がそれぞれ卒業の言葉を発表。苦労や楽しかったこと、親や先生への感謝の気持ちをしっかりとした日本語で述べるスピーチに、ハンカチで目を押さえる保護者もいた。村上学園長の謝辞は今年の目標「かきくけこ」から始まった。「『か』は『感動しよう』、『き』は『興味を見いだす』、『く』は『工夫をいろいろして』、『け』は『健康で過ごす』、『こ』は『行動に移そう』。この『かきくけこ』を目標にこれからも頑張ってほしい」と激励し、「感謝する心を持ち続け、学んだ日本語を国際社会に活用し、さらに人のために役立ててほしい。それはまた自分のためにもなります」と謝辞を締めくくった。

 

●生徒たちが考え運営する午後の部

 2年B 組から高等科上級までが参加する午後の部は、生徒たちが演目を考え、舞台も司会から準備まで生徒の手によって行われる。日本で流行ったPPAP の替え歌で会場を沸かしたり、自作やことわざの寸劇では長い台詞も上手に発表していた。教員と中3・高等科が一緒に踊る迫力満点の『ソーラン節』に観客は大興奮。最後は全員で歌う東日本大震災復興支援ソング『花は咲く』。生徒たちの清らかな歌声が会場に心地よく響き、グラッドストーン日本語学園の卒業式と学芸会は無事に終了した。

(取材 福安 恵子)

 

 

約200 人の生徒による手話付き「小さな世界」

 

3歳児によるアンパンマン体操

 

約200 人の生徒による「花は咲く」

 

岡井朝子在バンクーバー日本国総領事による祝辞

 

 

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