2018年10月18日 第42号

バンクーバー新報に20年以上掲載された、故、百々子・鈴木・パウルス師による人気コラムを、さらに加筆しながらヨガに関連した内容を連載しています。


朝起きたら鏡を見るべし! その3

疲れがたまってくると、肌が荒れてくる、敏感になる、お化粧ののりが悪くなる。胃腸の働きが悪くなると唇が乾く、吹き出ものができる、など、もうお気づきの方も多いでしょうが、体の内部に不調があると皮膚など目に見える部分に何らかの赤信号がでてきます。 これを賢く察知し、どこが病んでいるのか不調なのかをまず知って、うまく体をコントロールすることは「病気の予知・予防」。そこでお勧めしたいのが“朝起きたらまず鏡を見る”ということ。 さて、今日はいい顔色していますか?

<顔色が示す体の不調>

 楽しくないのに笑顔を作ったり、おかしいのに怒った表情をすることはできますが、顔色は意志で変えるわけにはいかないもの。それだけに、その人の生活や健康状態が現れるところです。いつも見慣れた顔色に、急に変化があったら要注意です。

 次のような不調を疑ってみてください。

・ 白・・・肺の異常
・ 黒・・・腎臓の異常
・ 紫・・・循環器・呼吸器の異常
・ 青・・・胃の異常
・ 黄・・・肝臓の異常(白目も黄色っぽくなる)
・ 赤・・・心臓の異常(白目も赤っぽくなる)

 また、前回お話ししていた「額」も色の変化(シミ)ができていたりしたら、生殖器や内臓全般が弱っている証拠。

 次の「目の周りのシミ」と同様“正しい食生活”“適度な運動”も含めて規則正しい生活をしてください。

<目の周りのシミ>…腎臓・心臓が弱っている。

 目の周りは体中で、一番柔らかい所。だからこそ生活の乱れや、体の疲れが敏感に現れます。(むくむ・けいれんする・色が変わる等)特に目がしらや上まぶたが赤色・紫色に変化している時は、腎臓や肝臓が疲れて悲鳴をあげています。次のことに注意してください。

1、排泄を完全にすること
(1)便秘は肝臓を弱らせる。 (便秘はヨガで必ず治ります。ヨガを試してください。)
(2)適度な運動で、汗を出しきる。

2、 過食・美食・薬づけは肝・腎ともにダメージを与えるので、気をつけること。

3、内臓を強くするヨガのポーズ「弓のポーズ」

 

(1)あおむけで両ひざを曲げ、足首をもつ
(2)ゆっくり上体をあげてゆき10〜15秒、自然呼 吸でとまる。ひじはのばす。
(3)ゆっくりもどる(2〜3回くり返す)

※高齢の方や体が硬い方は、けっして無理せず、自分のできる範囲で行うこと!

 

「弓のポーズ」がむずかしければ、下のポーズから行ってください。

 

【効果】
・背骨を反ることで内臓をコントロールしている自律神 経を整える。
・おヘソ周りの内臓の働きをよくするツボを体重で指圧したり、伸ばしたりして刺激する。

 健康はじっと待っていてもつくられません。自分で行動して健康をつくってゆきましょう。

 

≪和子からの一言≫
今回の顔色の色と臓器の関係は、東洋医学にもとても精通する内容です。秋は「白」、つまり「肺」をしっかりいたわる生活をしてください。ずいぶん涼しくなりましたのでヨガで体を温めていきましょう!

〜KazukoヨガではMomokoヨガを継承し、シニアや初心者の方でもできるやさしいオールレベルのヨガを行っています〜

 

●日本語によるヨガレッスン・スケジュール●

<午前のクラス>
(火)10:00〜11:00 Balance Acupuncture & Yoga(4338 Main St. Vancouver)
(水)10:15〜11:15 日系センター内 武道場 (6688 Southoaks Cr. Burnaby)
(木)10:00〜11:00 プレゼンテーションハウス (333 Chesterfield, North Vancouver)
(金)10:00〜11:00 キツラノスタジオ (1680 West 6th Ave. Vancouver)

<午後のクラス>
(火)1:30〜2:30スティーブストンコミュニティセンター (4111 Moncton St. Richmond)

プライベートレッスンなどはお気軽にお問合せください。

ヨガ・インストラクター 池側和子
778-891-9917/This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。