2020年3月19日 第12号

 ジャスティン・トルドー首相は16日会見を開き、国民に向けてカナダの新型コロナウイルス対策を発表した。

 3月18日からすべての国からの旅行者の入国を禁止する。ただし、カナダ市民権者、市民権者の近親者、永住権保有者、外交官、航空会社乗務員は対象外とする。トルドー首相は新型コロナウイルス感染が国内外で拡大する中で、必要な措置と判断したと語った。ただそれ以外でカナダに滞在資格を持つ対象者については言及しなかった。

 空港での対策としては国際線の受け入れは主要4空港のみとする。オンタリオ州トロント、ケベック州モントリオール、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー、アルバータ州カルガリー。これら4空港では同日より入国者への新型コロナウイルスに対する審査を強化し、カナダの対応の周知を徹底する。国内のこれら4空港以外の空港では国内線のほか、アメリカ、メキシコ、カリブ海からの便については受け入れ可能とした。カナダに入国するすべての渡航者は、国籍、渡航先にかかわらず入国後14日間は自主的に自己隔離をするよう要請される。

 さらにトルドー首相は海外に滞在している国民に向けて、なるべく早く帰国するよう呼びかけた。新型コロナウイルスによる影響は世界中で刻々と変化している、各国での規制も強化される中、「帰国手段がある間になるべく早く帰国してほしい」と語った。ただ、飛行機への搭乗前に症状がある場合は搭乗拒否される。17日の記者会見でマーク・ガノー運輸相が、搭乗前に症状がある場合はカナダ国民であっても現地で対処してもらうと語った。

 海外に滞在している国民で新型コロナウイルスが影響し、さまざまな理由で帰国できないという場合には、政府が一定の金銭的支援をすることも発表した。特にヨーロッパで一斉に国境封鎖が行われた影響で、帰国する飛行機の便数が少ない上に、一度に多くの人が利用しようとするため飛行機代が高騰したり、座席が取れないといった苦情が相次いでいる。そうした国民のために飛行機代の一部、もしくは現地に滞在する費用の一部を援助する。同日にはフランソワ・フィリップ・シャンパーニュ外相が緊急ローンとして1人上限5千ドルの支援を発表した。

 カナダ政府は13日には、カナダ国民に向け不要不急の海外渡航を中止、50人以上の集まりを中止するよう要請した。これにより多くのイベントが中止となっている。

 

 

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