2020年2月6日 第6号

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州南西部を襲った大雨の影響で、河川の氾濫や土砂崩れが相次いでいる。

 1月31日から2月1日未明にかけてBC州バンクーバー島南部やメトロバンクーバーでゲリラ豪雨のような大雨が発生、各地で河川の氾濫による家屋の浸水や土砂崩れ、道路の陥没などが報告された。

 バンクーバー島南部のカウチンバレー地区では緊急事態が宣言され、20人以上の住人が金曜の午後10時に避難を余儀なくされた。

 バンクーバー島南東部のハイウェイ1では、浸水で道路が2月1日早朝から数時間にわたって閉鎖される状況となった。

 メトロバンクーバーでは、サレー市南部からホワイトロックにかけて土砂崩れの影響でアメリカ・ワシントン州へ向かう列車の線路が土砂で覆われ、列車が不通となり貨物や乗客の足に影響が出た。

 土砂崩れは、サスクワッチマウンテン・リゾートへ続く途中でも発生、道路が塞がれたためスキー客らが足止めされた。

 1月31日深夜から翌朝まで続いた大雨は、多いところで130ミリリットルにもなったと報告されている。

 BC州南西部は1月に記録的な雨量となり、すでに地盤が緩んでいる上に短時間で大雨が降ったため、各地で大きな被害になったと専門家は説明している。

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。