2019年4月18日 第16号

 カナダ不動産協会が15日発表した統計によると、今年3月の住宅価格の全国平均は481745ドルで、前年同月比で1・8パーセント下落した。マルチリスティングサービスを通しての販売数も前年同月比で4・6パーセント減少したことが分かった。ただ販売数は前月比では0・9パーセント増加した。

 価格の下げ幅が最も大きかったのはブリティッシュ・コロンビア(BC)州で5・0パーセント。以前はカナダで最も住宅価格が高騰していたBC州が最も大きな下げ幅となっている。次いでニューファンドランド・ラブラドール州で4・4パーセント、アルバータ州が2・2パーセント。BC州と同様に価格が上昇しているオンタリオ州は今回の調査でも2・7パーセント上昇。これまで住宅価格上昇が大きな問題となっていなかったケベック州で5・5パーセント上昇した。ちなみにカナダで最も住宅価格が高いBC州、オンタリオ州を除いた全国平均は383000ドルだった。

 販売数でも同様の傾向がみられ、大きく減少したのはBC州、アルバータ州、サスカチワン州で、ケベック州、ニューブランズウィック州では増加している。

 

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