2018年12月20日 第51号

 ブリティッシュ・コロンビア州内陸部のいくつかの事業主に13日、爆破予告の電子メールが送りつけられた。同様の脅迫メールはアメリカ各地にも送られ、双方の当局が捜査を行っている。

 BC州内で爆破予告を受け取ったのは、バーノンの彫刻店と車のディーラー。またペンティクトンでも、いくつかの商店が同様の予告を受け取った。そのほかケロウナとカムループスでも、店舗から人が一時避難する騒ぎとなった。

 この爆破予告が、時を同じくしてアメリカの学校や役所などに送られた爆破予告と関連性があるのかどうかについては、明らかにされていない。その後、これらの脅迫メールは事業主に金を払わせる詐欺が目的で、実際に爆弾が仕掛けられたものではないと判断された。

 送られたメールのいくつかのタイトルは「よく考えろ(Think Twice)」となっていた。そして本文で、事業主の入っているビルに仲間が爆弾を仕掛け、これを起爆させたくなかったらビットコインで2万ドルを支払うよう、脅していた。そのぎこちない文面は、かつて世間を騒がせた、ナイジェリア王子を騙った詐欺メールを彷彿とさせるものだった。

 

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