2018年12月20日 第51号

 オンタリオ州トロント市議会は13日、同市でのマリファナ販売について民間での販売を許可することを賛成20、反対4で可決した。同日オタワ市でも市議会が同様の決定をした。これでカナダ最大都市とカナダの首都で民営のマリファナ販売店がオープンすることが決まった。

 オンタリオ州では今年6月に政権が交代し進歩保守党政権が誕生。それまでの自由党政権が州政府管轄の店舗のみをオープンするとしていたのに対し、マリファナ販売の民営化を許可することを決定。今年10月17日に嗜好品としてのマリファナがカナダで合法化され、当面は州が管轄するオンラインのみでの販売となっているが、2019年春には民営の販売店を開始することを発表していた。

 その後、来年1月22日までに同州各都市にマリファナ販売の不可を決定するよう通達していた。

 トロント市ジョン・トーリー市長は今回の決定について、もし市内で販売店をオープンしなければ闇市場での売買を促進することになりかねないと民営店の販売を決定した理由を語っている。

 オンタリオ州政府は来年1月に最初に開店する25店舗を抽選制で決定すると発表。オンタリオ州ではアルコール・賭博委員会(AGCO)の管轄となっている。

 

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