2018年3月8日 第10号

 2月28日、アメリカで訓練中のカナダ空軍ヘリコプターから、膨らむ前の状態のゴムボートが落下、民家を直撃した。

 このヘリコプターは、オンタリオ州トレントン空軍基地所属の救難捜索用ヘリコプターCH-146グリフォン。米フロリダ州での訓練に参加していた同機が、この日午後3時30分ごろ沿岸警備隊基地に向けて飛行中、何らかの理由で機体に取り付けてあったゴムボートが落下した。

 ゴムボートは爆発音のような大音響とともに民家の屋根を突き破り、この家の寝室で休息をとっていたルース・レノーさんのベッドのすぐ脇に落ちた。幸いレノーさんは軽いけがを負っただけですんだが、寝室内は落下時の衝撃で破片が散乱、レノーさんは「何が起こったの?」と叫びつづけたと、地元紙の取材に語っていた。

 現場に駆けつけた警察がカナダ空軍に連絡を取ったところ、すぐさま空軍関係者が『落し物』を回収に駆け付けた。また、レノーさんに対しては宿泊場所の手配をすると約束していたという。

 

 

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