2018年1月25日 第4号

 カナダ銀行は17日、金利を0・25ポイント引き上げ、1・25パーセントとした。カナダ銀行の金利引き上げは、昨年7月、9月に続いて7カ月で3回目。ただ、今回の引き上げは予測よりも好調だったカナダ経済が背景にあったため、市場では予想通りと受け止められた。

 今回の引き上げについてスティーブン・ポロズ総裁は、目標値に近いインフレ率の上昇、好調な投資、雇用も改善と今回の引き上げの理由を語っている。ただ、データに表れたカナダ経済の好調さに後押しされ悩むことなく引き上げに踏み切れたわけではないとして、懸念材料に北米自由貿易協定(NAFTA)をあげた。

 NAFTAは現在3カ国で担当大臣などが協議を続けているが、これまでのところ合意への見通しは立っていない。今月23日から29日までケベック州モントリオールで3カ国による6回目の協議が行われる。しかしアメリカのドナルド・トランプ大統領はNAFTA撤退もあるとの立場を崩していない。

 今回の金利引き上げに応じて大手金融機関もプライムレートを引き上げた。今後は住宅ローンの金利引き上げなどに影響が表れるとみられている。

 

 

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