2018年1月11日 第2号

 ロメインレタスが原因とみられる食中毒が収まらないことを受け、いくつかのレストランチェーン店が、この野菜の使用中止に踏み切った。

 カナダ公衆衛生局が、病原性大腸菌O157に汚染されたロメインレタスが原因とみて調査している食中毒は、死亡者1人を含む41件が昨年末までに報告されている。地域別ではオンタリオ州、ケベック州、ニューブランズウィック州、ノバスコシア州、ニューファンドランド・ラブラドール州で発生しており、同局ではこれらの州民にロメインレタスを食べないよう指導している。また米国でも、この食中毒による死者が1人報告されている。

 これを受け、大手レストランチェーンであるスイス・シャレーやマイルストーン・グリルアンドバー、モンタナ・クックハウス、ケルシーズ、およびイーストサイド・マリオズなどを傘下に置くカラ・オペレーションズ社は、食中毒の発生した5州とプリンスエドワードアイランド州内のこれらレストランで、ロメインレタスの使用を中止した。

 同じくレストランチェーンのボストン・ビザも、一時的にロメインレタスの使用を中止している。そのほかスーパー大手のソービーズも、全国の店舗から、このレタスを回収した。

 

 

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