2017年11月30日 第48号

 カナダ統計局は28日、ヘイトクライムに対する2016年調査結果を発表。ブリティッシュ・コロンビア州では前年より29パーセント増加、47件増えて211件に上ったと報告した。

 そのうち、性的少数派(LGBTQ)への差別が30パーセントを占め、東南アジア人へは27パーセント。件数では性的少数派に対するものが最も多かったが、増加率では東南アジア人に対するものが2倍以上と急増したことが分かった。

 全国的には1409件で3パーセント増加。このうち、人種や民族に対する差別が666件、性的少数派に743件となっていた。差別対象としては、イスラム教徒やカトリック教徒を対象とした件数が減少する一方で、東南アジア人やアラブ人を対象とする件数が増加しているとも報告している。

 ヘイトクラム件数は警察に届けられた事件を参考に算出されている。

 

 

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