2017年10月26日 第43号

 ケリー・クラフト駐加アメリカ大使が23日、オタワに赴任した。米ドナルド・トランプ大統領が就任して空席だったアメリカ大使が、ようやく赴任した。

 クラフト大使は同日オタワのジュリー・パイエッテ総督を訪問。あいさつでカナダとアメリカの関係強化を強調した。

 トランプ大統領の貿易政策を支持するとは語ったものの、北米自由貿易協定や、その他の貿易摩擦を抱える二国間の関係について、出身地のケンタッキー州の最大貿易相手国がカナダであり、二国間の貿易関係の重要性は十分認識していると語った。

 また二国間で違いのある環境対策についても、パリ協定から離脱を示唆したアメリカだが、他の方法で協力できることはあるとの見解を示した。

 クラフト大使はクリスティナ・フリーランド外相とも面会。フリーランド外相はアメリカ初の女性大使の就任に「素晴らしい」と言葉を贈った。パイエッテ総督も「カナダへの初の女性アメリカ大使を迎えることをうれしく思います」と語った。

 

 

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