2017年4月6日 第14号
北米アイスホッケーリーグ(NHL)は4月4日、2018年韓国平昌で開催される冬季オリンピックには参加しない意向を発表した。
これまでNHLは1998年長野五輪から正式に参加。レギュラーシーズン中にもかかわらず、シーズンを一時停止し、選手たちを五輪に送っていた。
しかし平昌五輪については、2014年ソチ五輪の前から不参加の可能性を示唆していた。要因はオリンピック組織委員会(IOC)との条件が折り合わないためと説明している。
NHL側はIOCに選手参加のための経費やNHLサイトでの映像使用許可などを要求していたが、IOCとは折り合わなかった。
今回のNHLの判断にオーナー側は評価しているが、選手は失望感を個々に発表している。NHL選手会やホッケー・カナダ、国際アイスホッケー連盟(IIHF)も同様に失望感を表明している。
ただNHLは選手個人の判断で五輪参加することへの規制は曖昧なままにしている。ワシントン・キャピタルズのアレックス・オベチカン選手は、NHLの意向がどうだろうと自分は五輪に参加するとすでに表明している。今後、選手の動きにも注目が集まる。