2017年3月16日 第11号

 ブリティッシュ・コロンビア州クリスティ・クラーク州首相は13日の記者会見で、職場でハイヒールを強制することを禁止する法案に、賛成の意向を示した。

 これは国際女性デーだった今月8日、同州グリーン党アンドリュー・ウィーバー党首が、職場では着用する衣類・履物について男女同じ条件にすることを雇用主に義務付ける法案を、議会に提出。これについてクラーク州首相は賛成意見を、自身のツイッターやフェイスブックで先週表明していた。

 13日の記者会見では、法案には賛成する意向を示したが、「迅速でシンプル」な方法で可決し実施できる方法を模索中として、グリーン党の法案をそのまま可決するのか、新たに自由党が同様の法案を提出するのかは明らかにしなかった。

 ウィーバー党首は、レストランでは、いまだに女性従業員にハイヒール着用を強制しているのは、あまりにも前時代的と語り、滑りやすいレストランなどではケガの原因にもなるし、腰痛などを引き起こす要因にもなる、「正当性がない」と語った。

 グリーン党の法案は、職場でハイヒールを禁止するのではなく、着用する衣類について男女同じ条件にすることを義務付けるもの。「これに反対する人はいないだろう。2017年になってもまだ、こんなことを強制しているとは信じられない人もいるだろう」とウィーバー党首は語った。

 

 

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